トカゲの尾切り(自切)
2018/06/28
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トカゲは尾を自分で切断します
概要
一部のトカゲでは尾を自ら切ることができるため、自切と呼ばれれています。トカゲは天敵に捕まえられると、自分で尾をちぎって逃げる話は有名ですよね。切れた尾はしばらくの間はくねくねと動き、天敵の注意を引きつけている間にトカゲは逃走します。これは尾の骨には自切面という箇所があり、切れやすい構造になっているのです。切断面は筋肉が収縮して出血も最小限になります。イグアナ、トカゲモドキ、デグー、カナヘビ、ヤモリは自切をしますが、カメレオン、アガマ、ドクトカゲ、モニターは自切はしません。
グリーンイグアナ
切断部位
切れた後
自切後に生えてくる尾は再生尾(偽尾)と呼ばれ、再生尾には元の色や模様がみられず、暗褐色の細かい鱗で覆われていることが多いです。再生尾の骨は軟骨が伸長したもので、元の尾よりも小型で短く不格好なものになるものが多いです。
再生尾のレントゲン写真 再生尾