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ハムスターのしこり|癌ですか?

 2019/04/05 3 ハムスターの病気 この記事は約 4 分で読めます。 4,351 Views
ハンススターしこり

しこりはできものです!

ハムスターにしこりがよくできる動物と言われています。小さい時に発見できれば早期治療につながりますが、すでに大きくなって発見されたり、急速に大きくなって、手遅れになることも少なくないです。しこりの見た目だけで、良性か悪性かを診断することは残念ながらできません。また、良性の腫瘍でも大きくなって、しこりから出血したり、破裂するようなこともあり、二次的に細菌感染を起こして、炎症を起こします。
ハムスターしこり
しこりの全てが癌というわけではありません。大きく分けて以下の2つに分けられます。

  • 膿(うみ)
  • 腫瘍

しこりの中身を針で刺して、内容物を調べると、膿と腫瘍はおおよそ鑑別できます(細胞診検査)。
ハムスター細胞診 ハムスター細胞診

腫瘍の場合、良性と悪性の判断は細胞診検査でが難しいことが多く、しこりを摘出した後に病理検査を行って診断をします。

膿(うみ)

ケージの中で物にぶつけたり、同居個体からかまれたり、外傷を追って炎症や感染が起こり、膿がたまります。年齢に関係なく発生するのが特徴です。細胞診検査をすると黄色の膿が採取されます。時にしこりが破裂して膿が出ていることがあります。
ハムスター膿 ハムスター膿
治療は切開して膿を出して、抗生物質を投薬します。

腫瘍(しゅよう)

腫瘍は約1.5歳を過ぎた年寄りによく発生します。顔、体、手足の全身にできますが、肝臓や腎臓などの内臓にも見られます。
ハムスター腫瘍

なぜ腫瘍ができるの?

なぜ腫瘍が多いのかは明確に分かっていません。以下のことが考えられています。

  • 遺伝
  • 環境やエサ
  • 年齢

腫瘍は遺伝の影響を大きく受けます。もともと腫瘍ができやすい遺伝子を持っているのかもしれません。環境やエサは、体質を決めるものです。飼育環境が悪くてストレスがたまり、不適切なエサのために内臓や皮膚の状態も悪化すると腫瘍が発生しやすくなります。例えばエサの添加物・残留農薬等など注意するべきです。動物は人も含めて、高齢になると、免疫力の低下などにより腫瘍の発生が高くなります。

良性の腫瘍だと死なないの?

良性の腫瘍は大きさがそのまま経過するものもあれば、まれですが少しずつ大きくなるものもあります。ハムスターが腫瘍を気にして引っかいて炎症や出血を起こしたり、口、鼻、耳、手足にできると生活に支障がでるものもあります。
ハムスター腫瘍

悪性の腫瘍はすぐに死ぬの?

悪性の腫瘍は転移したり、例え摘出しても再発しやすいので、死に至る可能性が高いです。
ハムスター腫瘍

腫瘍の治療はどうするの?

腫瘍の治療は化学療法(抗がん剤)と外科的な摘出の2つがあります。抗がん剤は副作用もあるので、限られた場合にしか行いません。腫瘍の摘出は全身麻酔になります。腫瘍の大きさや癒着の程度により麻酔時間は異なります。高齢のハムスターだと麻酔の危険性が高くなるので、獣医師とよく相談して下さい。

レーザーによる摘出手術
ハムスター腫瘍 ハムスター腫瘍

外科手術による摘出手術

ハムスター腫瘍 ハムスター腫瘍 ハムスター腫瘍
腫瘍が進行して手術ができない、あるいは高齢すぎて麻酔がかけられないハムスターでは、腫瘍の増殖を抑えるサプリメントのみを投薬する場合もあります。

サプリメント

腫瘍を治療するサプリメントはありませんが、ハムスターの免疫力をあげて腫瘍と共存するサプリメントはあります。

免疫力&体力つけるならコレ!

 

これがポイント!
・しこりは膿と腫瘍に分けられます
・腫瘍は良性と悪性がありますが、検査しないと分かりません
・悪性あるいは可能する腫瘍であれば、ハムスターの体力のあるうちに外科手術を受けて下さい

まとめ

しこりと言っても、膿もあるし、腫瘍でも良性から悪性まであります。きちんと診断をしてから、一番によい治療を受けさせてあげたいですね。

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