ハリネズミの口の中の病気|歯周病と腫瘍が多い!

歯周病か腫瘍のどちらか!
ハリネズミは歯周病か口の腫瘍の発生がとても多く、口から血が出ている、食欲が落ちたという主訴が多いです。しかし、ハリネズミの口の中を観察することは難しく、きちんと見るには麻酔をかけないと無理です。
口の中の異常のために、口が半開きになったり、歯肉が見えている時は異常の可能性が高いです。
原因はエサなの?
口の中のトラブルが多い理由は、エサが原因とも言われています。与えるペレットは硬いままですか?ふやかしていますか?硬いままだど口の中を傷つけるので、炎症や刺激により腫瘍になりやすいと言われています。ふやかすと歯石がついて歯周病になりやすいと言われています。
さて、どのようにしてペレットを与えるべきなのでしょうか?それは周りが硬くて中身が軟らかいペレットがベストかもしれません。野生のハリネズミは甲虫やヤスデなどの節足動物を食べています。周りは外骨格で硬くて中身は軟らかくでてきいます。羽や脚の外骨格は食べた時に、歯を磨く役目もして、さらに消化できない成分として不消化性繊維質の代わりにもなります。ならば昆虫やワームをメインに与えればよいのではないか?という声が出てきますが、カルシウムをはじめとする栄養のバランスが悪いことで有名です。主食をバランスのとれたペレットにし、20~30%くらいを昆虫やワームにするという考えもあります。
口の病気の種類
歯石、歯周病、腫瘍などの診断が下されます。
歯石
エサのカスが歯に沈着して歯石が形成されます。
歯石は超音波スケーラーで削り落とします。
歯周病
慢性の炎症の結果、歯肉が盛り上がります(歯肉過形成)。
進行すると歯が抜け落ちたり、硬いエサが食べられなくなります。普段から軟らかくしたペレットを与えられているハリネズミでは、発症しても分かりにくいです。
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腫瘍
口の中の腫瘍ができると、口が閉じれなくなり、もちろんエサが食べられなくなります。腫瘍は良性のポリープから、悪性の癌まで様々です。摘出してから病理検査で診断します。
悪性の腫瘍は二次的な炎症を起こしやすいです。
悪性だと進行が早く、さらに口の中から盛り上がり、鼻の方へ増殖したり、下から目を押して眼球が飛び出ることもあります(眼球突出)。
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●口から出血したり、食欲が落ちる
●口の中を観察するには麻酔をかけないといけない
●原因はエサともいわれている