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パワーフィーディングって何?

5 ヘビのQ&A この記事は約 4 分で読めます。 295 Views

パワーフィーディングとは?

●パワーフィーディング(Power feeding)は、大型の生体を仕上げる際に、ガンガンとエサを与えて早く大きく発育させるエサやりのことです。一般的にヘビのエサやりは、お腹周り前後のネズミを週1回に1~2頭を与えますが、パワーフィーディングでは1回に与えるネズミを多くしたり(チェーンフィーディング)、週2回与えたりします。つまり、普通に成長するよりも多めにエサを与え、急速に大きくする手法です。
●爬虫類は代謝によって消費するエネルギーが変わりますので、エサにあまり興味ない時もあります。パワーフィーディングをしても食べない時は、無理しないでください。
●パワーフィーディングで栄養過多になり、結果的に拒食になったり、結局普通にエサを与えた個体と同じ成長速度で終わることもあります。
●パワーフィーディングの目的は以下の通りです。
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  • 早く繁殖を行いたいので成熟した体にさせる
  • 産卵前の栄養補給
  • 産後や病気からの回復期の栄養補給

早く繁殖を行いたいので成熟した体にさせる

●爬虫類の性成熟は体の大きさで決まります。野生ではゆっくりと成長しますが、飼育下では多くのエサを急速に与えることで、繁殖を早くにできるようになります。
●急いで大きくして繁殖をしても卵巣が未発達なために、無精卵ばかり産むこともあります。
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産卵前の栄養補給

●繁殖期を迎えて産卵するには、栄養がとれていないといけません。栄養不良だと発情もしないし、卵も産みません。

産後や病気からの回復期の栄養補給

●産後や病気からの回復期は、体力をつけるためにパワーフィーディングをすることもあります。

ちなみにチェーンフィーディングとは?

●チェーンと略されたりもします。例えばマウスを飲み込んでいる時に、そのマウスの後方から次のマウスを続けて飲ませる方法で、鎖のように続けて食べさせます。
●チェーンフィーディングはヘビの意思に関係なく行うので動物虐待ともいわれ、賛否両論です。

パワーフィーディングのデメリット

  • 吐き戻し・消化不良
  • 代謝製骨疾患
  • エサ代がかかる

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吐き戻し・消化不良

●通常よりも多めのエサを与えるためリスクが高くなります。

代謝性骨疾患

●急に成長させるので骨の発育がついていきません。骨が薄くなったり(骨軟化症)、変形したりします。

エサ代がかかる

●予算と相談してください。

パワーフィーディングのコツ

  • 温度・湿度管理
  • 好物のエサ
  • 小さめのエサ

温度・湿度管理はしっかり!

●パワーフィーディングをした後は、温度・湿度管理は普段よりも入念に行ってください。消化不良を起こす原因になります。

好物のエサにして!

●嗜好性の高いエサを使った方がよいです。ヘビの場合は生きたマウスでしょうか。

小さめのエサ!

●普通に与える大きさのエサよりも、小さめのエサにしてください。マウスええ言えば、LサイズのものをMサイズに変更します。大きなエサを1つ食べるよりも、小さなエサなら2つ食べたりします。
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まとめ

●パワーフィーディングは目的と生体のことをよく知った上で行ってください。良いと思ってやったことが、反対に体を壊す原因にもなりかねないです。無理なパワーフィーディングは絶対にやめてください。

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