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専門獣医師が解説するウサギのペレットの選び方|ネットで買えるお薦め商品ベスト11!

 2019/04/28 2 ウサギの飼育 この記事は約 11 分で読めます。 2,011 Views
ペレット

ラビットフードのこと!

●ペレットとはたくさんの材料を細かく粉砕し、ウサギが食べやすい数cmの塊状に固めたエサです。ウサギ用ペレットは、一般的にラビットフードと称して販売されています。近年はウサギの飼育数の増大とともに、ペレットの種類も増え、どれを選んだらよいか迷ってしまいます。
ペレット
●ウサギ用ペレットの多くは粉砕した牧草(牧草ミール)を主原料として、小麦粉などをつなぎとしたものです。その他にビタミン・ミネラルなどを添加した完全栄養食です。
●ペレットは成分的にどんなによい製品であっても、ウサギが気に入らなかったら食べてくれません。製品によっては嗜好性をよくするために、甘味料などの材料を添加しているものもあります。
●ペレットはカロリーが牧草や野菜よりも高いので、与える量を守ってください。

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選び方

主原料はアルファルファ?チモシー?

●主原料にはアルファルファとチモシーの牧草の粉が使われ、それぞれの成分に特徴があります。
●アルファルファはタンパク質とカルシウムが多く、幼体や繁殖中の母ウサギ、病弱のウサギなどに適しています。
●チモシーは繊維質が豊富で、カロリーもアルファルファと比べて低く、普段与える成体のウサギに適しています。タンパク質とカルシウムも低いために、幼体には向きません。なお、アルファルファの方がチモシーよりも嗜好性が高く、よく食べてくれます。

繊維質は何%?グルテンフリー?

●繊維質は選ぶのに重要なポイントです。ペレットの袋の保証成分に表示されている粗繊維の値に注目してください。この数値がペレットの繊維質の割合を示しています。
ペレット 成分
●ペレットの繊維質は胃腸の働きをよくし、胃の中のエサが停滞する胃のうっ滞、毛づくろいによって起こる胃の毛球症腸炎などを予防します。
●成体のウサギのペレットには粗繊維が20%は必要です。幼体のペレットは成体のものより、粗繊維が少し低くなっています。
●ペレットのつなぎは一般的に小麦粉を使用しています。小麦粉は有害なものではないのですが、肥満になりやすく、そして小麦に含まれているグルテンというタンパク質(ねっとりとした成分)は、胃のうっ滞・毛球症下痢が起きやすくなります。

●小麦粉の代わりにつなぎとして使用されているのがタピオカなどのでんぷんを使い、グルテンを少なくしたグルテンフリーペレットです。

カルシウムは何%?

●カルシウムは成長期である幼体や繁殖中のウサギには必要なものですが、成体のウサギに多く与えると尿結石になりやすくなります。しかし、カルシウムが少なすぎても骨が弱くなります。
●ペレットには最低でも0.22%のカルシウムが必要とされ〔Chapin et al.1967〕、骨の石灰化を促すには0.44%〔Buss et al.1984〕が必要とも言われています。現在の多くのペレットは0.9~1.6%であるものが多く、ペット用ウサギには0.6~1.0%のカルシウムが含まれたペレットが推奨されています〔Lowe 1988〕。尿結石を予防したい場合は、カルシウムの最低値が0.22~0.44%でも問題ないのかもしれません。しかし、これらのデータが古いので、断言できないのが現実です。

甘い成分が入っているのか?

●糖蜜、パイナップル、リンゴなどの甘い成分は、ウサギでは避けたい材料ですが、こられの成分が入っていることで、嗜好性が高くなります。糖類を多く与えると肥満になります。
●体に優しい人工甘味料であれば問題ありませんが、甘いペレットに馴れてしまい、偏食の原因になります。

サプリメント配合はうれしいですね!

●最近のペレットには様々なサプリメントが配合されています。飼い主の動物に対する健康志向が高まってきているのでしょう。
●軟便・下痢対策で、ペレットに乳酸菌などのプロバイオテックス、乳酸菌を増やす成分であるプレバイオテックスなどが配合されているペレットが多いですや。しかし、ウサギの胃酸は強いので、乳酸菌が死んでしまうので、ただ乳酸菌を与えればよいというものではありません。それらをきちんと配慮したペレットを選ばないと無駄になります。
胃のうっ滞・毛球症腫瘍、皮膚や被毛、関節炎尿結石などに配慮したサプリメントが配合されているペレットも増えてきました。
●サプリメントを毎日与えるよりも、ペレットに含まれているほうが、与える必要がないので楽です。

硬いと食べない?歯によい?

●ペレットの粒の硬さによりハードタイプとソフトタイプの2つに分けられます。それぞれが製造方法が異なります。近年は、ハードタイプとソフトタイプの中間に位置するブルームタイプというのもあります。
●ハードタイプとソフトタイプのどちらがよいのかは、動物の嗜好性と歯の状態で異なりますので、どちらがよいかは優越が決められません。
●ハードタイプは粉末の原料を圧縮して固めたもので、齧るウサギにとっては歯の伸びすぎを防ぎます。実験動物用ペレットはハードタイプがほとんどです。
ペレットハードタイプ
●高齢のウサギでは、ハードタイプのペレットは、歯へ負担がかかり、また歯にトラブル(不正咬合)を抱えていると、食べれないです。歯の状態は、前歯と奥歯も含めて、動物病院で健診を受けてから判断してください。
●ハードタイプはソフトタイプよりも熱をかけ過ぎずに加工しているるため、含まれているビタミンの変性が少ないです。
●ソフトタイプは原料に熱をかけて発泡させたものです。原料に熱をかけることでビタミンが変性します。
●ソフトタイプはハードタイプよりも柔らかいですが、動物がペレットを歯で砕いて、配合されている繊維質がボロボロと崩れ、それらを奥歯でよく擦りあわせて食べるような感じが理想です。つまり、柔らかくても配合されている繊維質が多いことが選ぶポイントになります。
ペレットソフトタイプ  ペレットソフトタイプ

ウサギの年齢で与え分けよう!

●ウサギの年齢別のペレットが販売されています。幼体、成体、老体向けになっていますので、それぞれの年齢に達したら、ペレットを切り替えてください。
●幼体用あるいはグロースと呼ばれるペレットの多くは、アルファルファミールを主原料にしているため、カロリーも高く、繊維質はやや低めになっています。
●成体用あるいはメンテナンスと呼ばれるペレットはチモシーを主原料としているため、カロリーも低く、繊維質は多く含まれています。
●年寄りのウサギには、高齢用あるいはシニアと呼ばれるペレットには、病気を予防するためにサプリメントが配合されているものが多いです。

ペレットが劣化しない袋なのか?

●ペレットの長期保存は、腐敗したり、酸化する恐れがあります。日光・紫外線・赤外線・高温、そして空気中の酸素と反応して劣化し、成分が変化して、ビタミン・ミネラル不足になります。もちろん、嗜好性もわるくなり、食べなくなる可能性がもあります。
●チャック付き、光を通さないアルミ袋、または脱酸素剤を入れたり、あるいは小袋にしたり、様々な工夫がされています。ペレットの成分だけでなく、保存を考えているかも、チェックしてみてください。

ペレット開封

理想のペレットはこんな感じ!
・粗繊維質20%以上あるいはグルテンフリー
・大人になれば成分のカルシウム値は0.8%以下?
・甘い成分は不要
・ハードとソフトは好みで選ぶ
・年齢を考えて選ぶ
・アルミ袋・脱酸素剤は当然

お薦め商品

第11位 ジェックス 彩食健美 7種ブレンド

 

漢方ペレット?自然素材が好きな方にはコレ!自然派の飼い主さん向けのペレットで、和漢植物配合で体を健康にします。クコの実、ハコベ、タンポポの根などの7種類の植物が配合されたソフトタイプです。アルファルファとチモシーがブレンドされて幼体~成体のウサギにまで与えることができます。

 

 

第10位 ハイペット うさぎの極み

 

牧草ペレットとは何???細長いロングタイプの珍しいペレットです。長い牧草を上手く加工しているので、牧草を食べるのと同じ仕草でペレットを食べるように考えられました。デンプン&グルテンフリーの画期的なWフリーです。しかし、ポキポキと折れやすく、袋の中で粉が多く出て無駄になるのが涙です・・・。

 

 

第9位 ハイペット 恵シニア

 

Dr.ツル指定低カルシウムペレットです!第10位と同じ細長いロングタイプのペレットで、低カルシウムペレットです(0.3~0.5%)。チモシー以外にもアルファルファも使用しているのに繊維質も高く、カルシウムを低くすている技術がすごいです。お腹に優しい乳酸菌とオリゴ糖も配されています。

 

 

第8位 オリミツ バックアイラビットフード18(グロースタイプ)

 

子ウサギからハードペレットに馴らしましょう!幼体のためのハードタイプのペレットで、子ウサギの時からボリボリと音をたてて食べてくれます。良質なアルファルファを主原料とし、カロリーが高いので、繁殖ウサギやショーラビットにも与えることができます。

 

 

第7位 日本配合 コンフュデンス プレミア

 

歯への負担を軽減するペレット!獣医師と共同開発された動物病院専用のペレットです。ペレットのサイズがやや小粒で、歯への負担が軽減されるようにできています。お腹の調子を整える難消化性繊維が増加されています。チャック袋で脱酸素剤も入っています。

 

 

第6位 イースター バニーセレクション  スーパーシニア 

 

7歳以上のウサギのためにつくりました!シニア用のソフトタイプのペレットで、とにかくウサギを長生きさせるために開発されました。健康維持・病気予防のために、乳酸菌とグルテンフリーはもちろんです。コエンザイムQ10、タンポポ、オオバコ、桑の葉、グルコサミン、コラーゲンなどのサプリメントが配合されています。どこからでも病気、かかってきなさい!

 

 

第5位 オックスボウ オーガニック ラビット

 

業界初!オーガニックペレット!知ってました?オーガニックって日本では定義が無いんですが、アメリカではちゃんとした定義があります。アメリカのオーガニック認証ウサギ用のハードタイプペレットです。農薬や化学肥料を使用していない原材料から作られた、安心を第一優先に考えられた商品です。ただそれだけでなく、粗繊維も25%含まれているのがうれしいですね。

 

 

第4位 オックスボウ エッセンシャル アダルトラビットフード

 

ペレット繊維質最高値達成!29%! 繊維質史上最高値29%のハードタイプのペレットです。他では真似できません。チモシーを主原料とし、防腐剤や着色料、香料は使用せず、ナチュラルな素材だけで作られています。

 

 

第3位 イースター ベッツセレクション ウサギ用エイジングケア

 

5歳以上のウサギが病気にならないために作られたペレット!動物病院専用のソフトタイプのペレットです。5歳以上の高齢ウサギの体調維持のために与えてください。病気を予防するためにアガリクスとコエンザイムQ10、皮膚と毛の健康のためにコラーゲン、胃腸を強くするためにオオバコ・タンポポ、血中の脂肪を下げるために桑の葉、軟便・下痢を予防するために腸まで届くEC-12株乳酸菌を配合、さらにグルテンフリーのスーパーペレットです。ベッツセレクションシリーズは全てアルミ袋で、中は4つの小袋に分包されています。

 

 

第2位 イースター ベッツセレクション ウサギ用体力ケア

 

病弱なウサギにエナジーチャージ!動物病院専用の病中・病後の体力回復期のペレットです。ソフトタイプなので、7ヵ月までの仔ウサギ、または妊娠・授乳期の母ウサギにも使えます。高タンパク高カロリーのマメ科のアルファルファが主原料で、ビール酵母とオリゴ糖を配合して体力をサポートし、初乳成分であるヌクレオチドを配合して免疫力もあがります。もちろん腸まで届くEC-12株乳酸菌を配合した、グルテンフリーの商品です。

 

 

第1位 イースター ベッツセレクション ウサギ用健康ケア

 

王道のペレット!まずはこのペレットから始めてください!一番人気で最も信頼がおけるイースター社のブランドトップ商品が第1位に輝きました。動物病院専用ソフトタイプのペレットで、繊維質を高く設定されて低カロリー、カルシウムもおさえています。オオバコ・タンポポ、桑の葉も配合し、もちろんEC-12株乳酸菌も入っており、グルテンフリーです。健康ケアを通常与えて、体力がなくなったら第2位の健康ケアーを混ぜ、5歳を超えたらエイジングケアに切り替えましょう!

 

 

まとめ

ウサギにも食の好みがあります。ここで書かれていることが絶対とはいえまえん。動物の年齢、不正咬合や尿結石などの持病も考えて、それぞれの動物に適したペレットを選んであげましょう。ウサギにも選ぶ権利と食を楽しみ権利がありますので、よく相談してください。。

参考文献
■Buss SL,Bourdeau JE.Calcium balanace in laboratory rabbits.Miner Electrolyte Metab.10(2).p127-132.1984
■Chapin RE.Smith SE.The calcium requirement of growing rabbits.Journal of Animal Science26.67-71.1967
■Lowe JA.Pet rabbit feeding and nutrition.In The Nutrition of the Rabbit.de Blas C,Wiseman J eds.CABI Publishing.1988

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