ウサギを海外へ連れて行くための検疫とは
外国に連れていく前に2泊3日の検疫が必要です
ウサギの検疫の手続き
ウサギを日本から外国に連れていく場合は、必ず輸出検疫を受けなければなりません。飛行機や船舶などの輸送方法にかかわらず、輸出検疫の内容は基本的に同じで、日本を出国する条件と相手の国へ入国する2つの条件をクリアーにしなければなりません。
日本からの出国
日本を出発する前に動物検疫所で輸出検査(係留検査)を受けなければなりません。そのためにも動物検疫所へ予め検査の申請書を提出します。係留検査は動物検疫所で行なわれ、何も異常がなければ1日で検査は終わります。しかし、うさぎの搬入日と搬出日は期間内に含まないために、検査を受けるのに2泊3日かかりますので注意してください。検査の結果、異常がなければ輸出検疫証明書が交付され、検疫は終了となります。しかし、相手の国によっては、独自に入国の条件を定めていることがありますので、大使館などに確認するとよいでしょう。なお、係留検査は無料ですが、係留期間中のうさぎの管理や食事は飼い主が行うか、業者へ依頼します。
相手の国への入国
国によって入国する条件は異なります。輸出検疫証明書のみで問題ない国が多いですが、他に必要な検査や書類が追加されることもありますので国もあります。大使館など確認がしておいた方がよいでしょう。
移動での注意点
飛行機や船にせよ、大きな音や振動などは、ウサギにはストレスです。各航空会社や船舶会社により、ウサギを客室に同伴可能あるいは貨物室での輸送など異なりますので、あらかじめ問いあわせて、対策をねりましょう。ウサギをいれるケージは大きさや素材などの条件がありますので、初めて入って落ち着かないということがないように、移動前から使用して慣れさせるとよいです。ケージの中には移動の時間を考えて、ペレットや牧草、水を入れられるか確認しましょう。食料を持ち込めない場合は、出発前にあげておかなければなりません。特に夏や冬は移動中に温度変化が生じる可能性がありますので、保冷や保温マットの使用が可能かも確認が必要です。