チンチラの胃のうっ滞・毛球症|急死することもある!

チンチラも毛球症になる
チンチラが毛づくろいをした毛が胃の中で貯まり、エサやや異物などが絡んで、胃のうっ滞や毛球をつくります。チンチラは嘔吐ができないため、消化管の内容物の通過障害が起こり、食欲が低下します。また、物をかじる力が強く、プラスチックのエサ入れや小屋をかじるとその欠片が胃につまり、うっ滞や毛球の形成に関与します。
症状は?
食欲が低下し、糞も軟便・下痢になったり、最終的に排泄がなくなります。胃腸にガスがたまることもあり、お腹だけ大きくなります。次第に元気もなくってきます。
毛玉ができて完全に詰まると腹痛が見られ、ショック状態になって急死することもあります。
検査は?
レントゲン検査で胃の拡大を確認し、詰まっているかは造影レントゲン検査で胃内の異物として確認されます。
治療は?
胃を動かす薬を投与して、脱水している場合は補液を行います。腹痛があれば鎮痛剤を投与し、完全につまっているようであれば、外科的に毛玉を摘出する手術を行います。
予防あるの?
主食を繊維質の多い牧草にし、胃腸の動きが低下しないようにしましょう。普段から砂浴びをしっかりさせて毛がもつれないようにしないと、もつれた毛をなめとって胃につまります。その他、ストレスで毛をかんでしまうこともありますので、ストレスがない環境にしましょう。たくさん運動することはストレスも減り、胃腸の動きもよくなります。
これがポイント
●口にした毛、かじった小屋やトイレなどが胃の中でかたまったり、つまったりします。
●胃が膨らむのでお腹が張ってきます。
●完全につまると腹痛が見られます。
●レントゲン検査をしないと判断できません。
●薬でよくならない時は、麻酔をかけて外科手術になります。
●胃が膨らむのでお腹が張ってきます。
●完全につまると腹痛が見られます。
●レントゲン検査をしないと判断できません。
●薬でよくならない時は、麻酔をかけて外科手術になります。