行動異常 チンチラには行動障害の1 つとして、自ら噛んで被毛を切ったり(毛噛み/毛咬症)、皮膚を損傷させる行為(自咬症)が見られます。 原因は? 過密飼育、高温度・湿度、騒音などの環境ストレスが関連している可能性が高いで […]
中毒の発生 チンチラの消化管は繊細で腸炎が発生しやすいにも関わらず、中毒の報告は不思議と少ないです〔Dall 1963〕。毛皮用のチンチラ農場での中毒発生がわずかにあるくらいです。腐敗した牧草からのアフラトキシン中毒〔M […]
腐った牧草に注意 Listeria monocytogenes (リステリア・モノサイトゲネス)は適応性の高い環境細菌で、動物の病原体としても植物の腐生生物としても存在します。本菌を含む植物を餌として与えられた牛、羊、山 […]
若いチンチラによく起こる 幼若体のチンチラにてんかん発作を起こす個体を見かけます。発作は突然に沈鬱になり、涎を流し、呼吸も促拍になり、強直性の発作のために横臥することもあります。しかし、これらの発作の多くは5分以内でおさ […]
チンチラも毛球症になる チンチラが毛づくろいをした毛が胃の中で貯まり、餌や異物などが絡んで、胃のうっ滞や毛球が形成されます。チンチラは嘔吐ができないため、消化管の内容物の通過障害が起こり、食欲が低下します。また、物をかじ […]
チンチラの生息地って? チンチラはアンデス山脈の標高4500mまでの寒冷な高地に住んでおり、暑さに弱いのが特徴です。生息地の年間平均気温は2℃と涼しく、降水量が極めて少ないため湿度もとても低い所です〔Patton 201 […]
幼体に多いチンチラの真菌症 チンチラの幼体の脱毛って言ったら、ほとんどがカビです。皮膚の角質や毛を侵すカビのことで、糸状に長い形をしているので糸状菌(しじょうきん)と言います。 なぜなるの? 糸状菌の病原性は弱いのですが […]
円形脱毛症? チンチラは細いしなやかな2〜3cm の長さの被毛で覆われ、1 本の毛根から約60 本の細い被毛が密生し、厚い毛皮のコートを作っています。しかし臆病な性格で、天敵に遭遇して襲われたり、あるいは無理に保定した際 […]