専門獣医師が解説するエキゾチックアニマルのサルモネラ菌
サルモネラって細菌です
サルモネラ菌は哺乳類、鳥類、爬虫類の腸内細菌叢の一種でグラム陰性通性嫌気性杆菌で(サルモネラ属)、乾燥した環境では数週間、水中では数ヵ月間生存できます〔Brenner et al.2000〕。
色々な種類がいます
サルモネラ菌には様々な血清型が特定されており、その一部は人や動物に感染することで病原性を示します 。人に対して病原性を持つサルモネラ属の細菌は、三類感染症に指定されている腸チフス(チフス菌)やパラチフス(パラチフス菌)を起こすものと(チフス性サルモネラ)、感染して食中毒を起こすもの(食中毒性サルモネラ:ネズミチフス菌や腸炎菌など)とに大別されます〔Pedersen et al.2009,Mermin et al.2004,Baumler et al.1998〕。食品衛生の分野では、後者にあたる食中毒の原因となるサルモネラ菌を特にサルモネラ属菌と呼ばれることがありますが、下記の表のように全てのサルモネラがサルモネラ菌です。サルモネラ菌を原因とする感染症ですが、チフス菌およびパラチフスA菌を除外したものを総称で非チフス性サルモネラとも呼ばれ、食物をはじめ、ペットや人間などから感染し、人獣共通感染症となります。
表:サルモネラの分類
菌種 | 亜種(subspecies) | 亜種群 | 血清型(serovar) | |
Salmonella enterica | enterica |
Ⅰ |
Typhi(チフス菌),Paratyphi A(パラチフス菌) | チフス性サルモネラ(人に高熱のチフスを起こす/感染症における三類感染症) |
Typhimurium(ネズミチフス菌),Enteritidis(腸炎菌),Dublin(ダブリン),Choleraesuis(コレラエスイス) | 食中毒性サルモネラ/非チフス性サルモネラ(人に食中毒を起こす) | |||
salamae | Ⅱ | |||
arizonae | Ⅲa | |||
diarizonae | Ⅲb | |||
houtenae | Ⅳ | |||
indica | Ⅵ | |||
Salmonella bongori | Ⅴ |
大きく分けて3つ
・人に下痢や食中毒を起こすもの
・動物だけに発症するもの
人に高熱のチフス※を起こすもの(チフス性サルモネラ)
感染症法の三類感染症(診断した医師は保健所に届け出ることが義務づけられています)に指定されている腸チフス(チフス菌:S.enterica serovar Typhi)とパラチフス(パラチフス菌:S.enterica serovar Paratyphi A)で、どちらも高熱が起こる全身感症症です。
人に下痢や食中毒を起こすもの(食中毒性サルモネラ/非チフス性サルモネラ)
ネズミチフス菌(S.enterica serovar Typhimurium)や腸炎菌 (S.enterica serovar Enteritidis)などの感染で、下痢や食中毒を起こします。
動物だけに発症するもの
サルモネラ菌は多くの種類の動物にも感染しますが、成体では一般に無症状あるいは症状が軽く、症状を示さないものが多いです。発症すると下痢、発熱、削痩、敗血症、流産、関節炎などの症状が認められます。家畜では一部のサルモネラ菌による感染症は法的に発症が管理されています。
家畜のサルモネラ症
S.enterica serovar Dublin(サルモネラ ダブリン)、S.enterica serovar Enteritidis(腸球菌)、S.enterica serovar Typhimurium(ネズミチフス菌)、S.enterica serovar Choleraesuis(サルモネラ コレラエスイス)感染による牛、水牛、鹿、豚、イノシシ、鶏、アヒル、七面鳥、ウズラの疾病を、家畜伝染病予防法の届出伝染病(診断した獣医師は管轄保健所に届け出ることが義務づけられています)としてのサルモネラ症に定義されています。サルモネラ菌は汚染されたエサ、ネズミや野生動物(野鳥)などを介して、あるいは保菌動物の導入により農場に侵入して発病し、畜産農家は産業的に大きな被害を受けます。
サルモネラ症は血清型および宿主の種類や年齢により病状が異なります。急性敗血症型では食欲ならびに元気消失を呈した後、主に敗血症を起こして死亡します。下痢症型では悪臭を伴う下痢を主徴とし、急性例の場合は早期に死に至ります。慢性化すると死亡率は低く、腸炎に起因する脱水・削痩などにより発育不良となります。上記の症状に加えて肺炎や流産を引き起こす場合もあります〔見上2006,明石ら 2011〕。
届出伝染病以外のサルモネラで、S.enterica serovar Abortusequi(馬流産菌)、S.enterica serovar Abortusovis(羊流産菌)、S.enterica serovar Typhisuis(豚パラチフス菌)、S.enterica serovar Pullorum(ヒナ白痢菌)、S.enterica serovar Gallinarum(鶏チフス菌)、S.enterica serovar Abortusbovis(牛流産菌)などがあります。
げっ歯類やウサギのサルモネラ
マウスやラット、ハムスター、モルモット、チンチラ、ウサギなどでもサルモネラ感染症は数多く報告されています。ペットから人への感染も多く、公衆衛生的に取り扱いに注意が必要です〔Outbreak of Multidrug-Resistant Salmonella Typhimurium Associated with Rodents Purchased at Retail Pet Stores 2005〕。
人獣共通感染症
世界保健機関によると、サルモネラ菌は人の下痢性疾患の主要な世界的原因の1つであり、通常は動物由来の汚染された食品から感染します。アメリカでの非チフス性サルモネラ感染により下痢の中で、動物との直接的な接触は症例の11%を占めると推定されています 〔Hale et al. 2012〕。哺乳動物のサルモネラ症は、上記のように下痢、嘔吐、発熱から生命を脅かす敗血症まで、様々なな症状を引き起こします 。特に人への感染は、幼い子供、高齢者、およびHIVなどの免疫が低下した人々で最も深刻です。
水ガメがヤバイ?
爬虫類は一般的にサルモネラ菌を保菌していても無症状のキャリアとなる可能性が高いことで有名です。爬虫類はペットとして人気が高くなり、多くの種類の爬虫類がペットとして飼育されているが、これらの爬虫類が感染源となった人のサルモネラ症を爬虫類関連サルモネラ症(RAS:Reptile-Associated Salmonellosis)と呼ばれています。断続的に糞便に含まれた細菌を排出すると言われており、排泄する細菌の量は疾病、そして輸送や密飼、不適切な飼育環境などの環境ストレスに増加します〔Scheelings et al.2011,Harris 2010,CDC 1999〕。特に水ガメはサルモネラ菌を排泄しやすく、飼育された水槽内の水にも排泄された細菌が多く含まれているため、水棲種は最も懸念されています。したがって、爬虫類と同様に両生類も、サルモネラ菌を媒介する恐れがあるとされ、人への感染例が増加しています〔Mermin et al.2004,Woodward et al.1997,de Jong et al.2005,Whitten et al.2015,Bosch et al.2016〕。
アメリカやヨーロッパにおいては、特にアカミミガメなどの水ガメの幼体から人の小児へのRASが増加し、問題視されています。アメリカでは 1996~1997 年の1年間に約 120 万件のサルモネラ感染症が確認され、そのうち約7万4000件は爬虫類や両生類に起因したものでした〔Mermin et al.2004〕。2006~2014年ではカメ関連サルモネラ症が、アメリカの15の州でのアウトブレイクが報告されています〔Bosch et al.2016〕。1996~2011年のミネソタ州では、8389人の人のサルモネラ症が確認され、RASの患者は290人(3.5%)でした。RASの患者の年齢は平均11歳で、31%が5歳未満、67%が20歳未満でした。病状は平均8日続き、 23%が入院を必要としました。原因となった爬虫類は、多い順から、トカゲ(47%)、ヘビ(20%)、カメ(19%)、複数の種類の組み合わせ(14%)でした。原因となったサルモネラの分離株の84%は人や家畜から分離される亜種群Ⅰが多く、RASの原因菌でした〔Whitten et al.1996〕。日本でもミシシッピアカミミガメの幼体、イグアナ、ケヅメリクガメ、スッポン(スッポン料理)が原因となったRASが数多く報告され 、その多くは乳幼児あるいは老人がほとんどでした〔中森ら1976、Kaibu et al.2006、南ら 2000、長野ら2005、小沼ら 2005、西脇ら2006〕。
アメリカのFood and Drug Administrationでは1975年に甲長が4インチ(10.16cm)未満の水ガメの幼体の流通・販売の禁止措置〔U. S. Food and Drug Administration 1975〕、カナダ農水省も同年に水ガメの幼体の輸入禁止措置が講じられています〔D’Aoust et al.1978〕。この4インチというのは人の乳幼児がカメをおもちゃのように扱う、または口の中に入れるサイズであることが理由になっています。カメは子供たちの間で人気のある爬虫類ですが、人でのサルモネラ中毒は特に5歳未満の乳児や幼児で発症しやすいことも分かっています〔Ebani 2017〕。人のサルモネラ中毒では急性胃腸炎が見られますが、まれに小児では意識障害や痙攣、高齢者では菌血症が起こって重症になります。ノルウェーとアイスランドは、健康と環境への懸念に基づいて爬虫類を禁止しているヨーロッパで唯一の2 つの国です。それにもかかわらず、爬虫類の愛好家によって国境を越えて密輸される事例は後を絶ちませんでした〔Torfoss et al.2000〕。そのため、ノルウェーでは、人のサルモネラ症の発生は他の国に比べて低かったですが〔Jørgensen et al.2018〕、約40年間禁止されていたペット人の爬虫類飼育が、2017 年にヘビ(9種)、トカゲ(7種)、カメ(3種)を含む 19種の限定種に限り、合法化されました。爬虫類の飼育は、ペットの爬虫類が病気になった場合に獣医師の診察を正規に受けることができるようになり、動物福祉が改善できるという意見の一方で、RASの増加も懸念されています。
サルモネラにも株がある
サルモネラ菌の病原性と人獣共通感染症の可能性は、亜種、血清型、および株によって異なります〔Wei et al.2019〕。現在の研究では、様々なサルモネラ分離株に関する病原性研究は行われ、人獣共通感染症の可能性の評価は慎重に検討されています。 サルモネラ菌の亜種群Ⅰが人獣共通感染症または人獣共通感染症の可能性が高いと考えられ 〔Baumler et al.1998,Brenner et al.2000,中臺ら 2005〕、最も人に影響するのは血清型は食中毒性サルモネラと呼ばれているネズミチフス菌(S.enterica serovar Typhimurium)や腸炎菌(S.enterica serovar Enteritidis)などが、最も頻繁に分離されます〔Jørgensen et al.2018〕。亜種であるarizonaeは、免疫が正常である健康な人に対してRASになる可能性があり〔Lee et al. 2016〕、diarizonae、salamae、houtenae も爬虫類から分離されますが、これらのRASの可能性が中程度あるいは低いと考えられています〔Schroter et al.2004,Lourenco et al.2004,Wybo et al.2004,Chong et al.1991,Horvath et al.2016〕。しかし、これらのサルモネラ血清型を保有する爬虫類と密接に接触するとが、サルモネラ症のリスクが高まる可能性があり、全ての爬虫類がRASの潜在的な感染源であると見なされるべきです。
爬虫類の保菌率は?
爬虫類はサルモネラ菌を腸内細菌として常在していると推定され、無症候性キャリアになります。これらの爬虫類の糞便で継続的または断続的に排菌し、ストレスとともに菌の排泄は増加する可能性があります〔Harris 2010,CDC 1999,Scheelings et al.2011〕。サルモネラ菌は環境中で耐性があり、爬虫類の糞で汚染された地面や水中などの環境では長期間生存し〔Friedman et al.1998〕、感染する機会を伺っています。 両生類も腸内細菌や環境にサルモネラ症が存在し、特にヒキガエルはサルモネラ菌の保菌者となりやすいです〔Srikantiah et al.2002〕。
日本でもペットの爬虫類のサルモネラの保菌率が調査され、ペットショップで販売されていた爬虫類は80%、日本に輸入された直後の個体は56%、家庭で飼育されていた個体は 32.2%の保菌率が確認されています〔林谷 2007〕。日本でも圧倒的な流通数であり、子供に人気のあるミシシッピアカミミガメの幼体のサルモネラの保菌率の調査では、ペットショップ29店舗から計227頭の幼体中、28店舗(97%)で、188頭(83%)からサルモネラ菌が検出され、その大半が亜種群Iの株が分離されました〔土屋ら 2009〕。
海外での保菌率の報告では、イタリアのペットショップの爬虫類の保菌率は23.9%〔Ebani et al.2005〕、ドイツおよびオーストリアの一般家庭のペットの爬虫類は45.5%〔Geue et al.2002〕、ベルギーの一般家庭、ペットショップ、動物園のトカゲは62.5%〔Pasmans et al.2005〕と報告されています。
また、爬虫類の中でもヘビがトカゲやカメよりも高率にサルモネラを保有していることも分かり〔Centers for Disease Control.2003,de Jong et al.1997,Geue et al.2002,Nakadai et al.2005,Chen et al.2010〕 、今後はヘビの取り扱いも注意しなければならないでしょう。いずれの爬虫類から検出れたサルモネラ菌は人に感染する生物群や血清型のタイプが多く、爬虫類は人へ感染源に十分になり得えます。
野生の爬虫類も保菌率が高いのか?
一般家庭やペットショップにおける爬虫類のサルモネラの保菌率が高いということは、野生の状態で、すでにサルモネラを高率に保有してい可能性があります。林谷(2007)は野生状態、つまり日本で捕獲した14種754検体、そしてベトナムで捕獲した8 種487検体の計1241検体の野生の爬虫類におけるサルモネラの保菌率を調査したところ、日本では25.3%、ベトナムでは38.2%からサルモネラが分離されました〔林谷 2007〕 。日本産の爬虫類での株では亜種群Ⅲb 群が 59.9%で最も多く、ベトナムの爬虫類の株ではⅠ群が 79.2%で最も多く〔林谷 2007〕、これは日本のペットショップで販売されている外国産の爬虫類はサルモネラ保菌率が高く、かつRASを起こす可能性が高いことを示しています。野生の爬虫類からもサルモネラ菌がかなりの確率で検出されていることから、爬虫類では(腸内細菌叢の一部、あるいは保菌している状態が普通なのかもしれません。
どうして爬虫類はサルモネラを保有しているのか?
胎生のヘビでのサルモネラの感染様式は、in egg 感染(体内に菌をもつ母体から卵巣や卵管を経由して、産卵後の卵内に菌が認められる感染) での垂直感染の可能性が高いです〔Schroter et al.2006〕。一方、卵生のヘビ、トカゲ、カメではon egg感染(卵殻を通過して卵内に侵入する感染)の可能性が高いことが指摘されています〔Kaufmann et al.1972, Feeley et al.1969〕。しかし、これらは断片的な方向からの考察で、明確には分かっていません。
保菌しているのか診断は?
糞の培養検査からサルモネラ菌を培養検査するか、遺伝子(PCR)検査になります。
爬虫類からのサルモネラ感染の予防対策
爬虫類にはサルモネラ菌が腸内細菌叢として常在している可能性もあり、多くは臨床症状を呈することなく不顕性に推移します。したがって、爬虫類を抗生物質で治療してサルモネラ菌の保菌を排除する試み自身は有用なのかも分かっておらず、抗生物質耐性の増加につながる可能性もあります〔CDC 1995〕。したがって、爬虫類を飼育する際には、爬虫類にはサルモネラ菌を保有していることを十分認識し、感受性の高い乳幼児や高齢者は爬虫類との接触を避け、爬虫類を取り扱った後は手洗いやうがいを心掛けたり、人の生活空間から爬虫類を隔離するなどの処置を行うことが望ましいです。サルモネラ菌は熱や酸には弱いですが、乾燥や低温には強く、冷凍しても不活化しません。台所や洗面台でカメの水換えや用具を洗わないようにし、水槽の水には、サルモネラ菌が増殖しているため、毎日しっかり水換えをして清潔を保つようにして下さい。また、 サルモネラに感染した爬虫類では、体内の卵からも菌が分離されることから〔Feeley et al.1969,Kaurany, et al.1982〕、爬虫類の卵を食べるのは避けて下さい。アメリカやカナダなどではRASを予防するために法的な措置が講じられていますが、残念ながら日本では一部の爬虫類については稀少価値ならびに生態攪乱防止のために輸入が規制されているものの、多くは問題なく輸入され、公衆衛生的な規制がないのが現状です。
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