専門獣医師が解説するボタンインコの品種〔Ver.2〕 メガネ顔が可愛い!
メガネをかけています!
目の周りの白い部分はアイリング(Eye ring)と呼ばれ、ボタンインコの特徴の一つです。亜種のボタンインコとクロボタンインコは、現在、野生でも個体数が少ないです。ペットの飼い鳥で主体となっているのは、キエリクロボタンインコとルリゴシボタンインコです。
表:オリジナルのボタンインコ
キエリクロボタンインコ |
ルリゴシボタンインコ |
カラーバリエーションとして、キエリクロボタンインコから作出されたヤマブキボタンインコ、ブルーボタンインコ、シロボタンインコなども流通しています。また、キエリクロボタンインコとルリゴシボタンインコの交雑化が進み、さらに多数の交雑種が作出されています。
表:ボタンインコの作出
キエリクロボタンインコ |
↓
ヤマブキボタンインコ |
ブルーボタンインコ |
シロボタンインコ |
キエリクロボタンインコとルリゴシボタンインコ |
↓
色々な交雑種 |
ボタンインコの雑種化は進み、純粋な原種はほとんどいません。例えヤマブキボタンインコという名称であっても、キエリクロボタンインコやルリゴシボタンインコの変色という場合が多いです。ここでは品種も、外観や各種資料を参考に基づいて判断していますが、品種名についての確約はありません。一部におきましては品種の特定が困難ですのでご理解下さい。
ボタンインコの最大の特徴は、目の周りの白色の眼瞼輪(アイリング:Eye ring)で、基本的にクチバシは赤色をしています。
キエリクロボタンインコ
最も野生下で多い種類です。顔が黒色で、首から胸にかけて黄色の襟巻があり、翼は緑色、お腹は黄緑色をしています。
ヤマブキボタンインコ
キエリクロボタ ンインコの色変わり で、体は黄緑色、 翼は緑色が混じり、胸から首にかけての 襟巻きは黄色です。和名は色彩がヤ マブキの花色に似ていることから命名されました。
ブルーボタンインコ
キエリクロボタ ンインコの色変わりで、体は青色、クチバシはピンク色、胸から首にかけての襟巻きは白色をしています。
シロボタンインコ
キエリクロボタンインコの色変わりで、クチバシは桃色をしています。体は基本的に白色ですが、淡い青色を帯びる個体もいます。
ルリゴシボタンインコ
体は緑色で、顔から胸にかけて橙色、クチバシは赤色です。腰の部分は瑠璃 色をしています。
ラブバードだけの本はこれしかない!
生態から特徴・飼育のことまでしっかりと詳しく書かれています!
ラブバード好きの方への漫画!
ラブバード中毒になります!なっている方もぜひ読んで下さい!