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ファンシーラットのくしゃみ|なかなか治らない肺炎

 2019/03/16 4 マウス・ラットの病気 この記事は約 3 分で読めます。 6,789 Views

めちゃくちゃ多い!

ラットの肺炎は幼体に多くみられます。薬である程度はよくなるのですが、なかなか完治しませんよね。何ででしょうか?

なぜなるの?

複数の病原体による感染で、慢性経過をとることが多いです。一般的な原因は、肺マイコプラズマ(Mycoplasma pulmonis)で、実験動物のラットでは、まん延している状況です〔中川1984〕。肺マイコプラズマ(M.pulmonis)はマウスとラットに感染し、マウスよりもラットの方が症状が強くあらわれます。くしゃみや鼻水による空気感染を起こし、感染したら生涯にわたりマイコプラズマを排出し続けますが、死亡率は低く、慢性化しやすい特徴があります。他にネズミコリネ菌(Corynebacterium kutscheri)気管支敗血症菌(Bordetella bronchiseptica)パスツレラ(Pasteurella pneumotropica)CARバチルス菌[呼吸器線毛付着桿菌](Filobacterium rodentium)肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)などが原因となり、ウイルスでは、ラット唾液腺涙腺炎ウイルス(Sialodacryoadenitis virus :SDAV)センダイウイルス(Sendai virus)などが同時に感染します。

症状の強さは感染する病原体の種類と数に比例しますが、尿アンモニアによる飼育要因や栄養不良などのラットの生体要因などが大きく関与します〔斉藤ら1982、中川1984〕。

症状は?

初期感染では無症状ですが、発症すると、くしゃみ、鼻汁、赤い涙、呼吸促拍、体重減少、そして毛の光沢がなくなります。
 
肺炎が悪化すると、多く助かりません。このような感染症にかかるとラットは紅涙が多く見られます。
ラット肺炎

検査は?

肺炎の診断はレントゲン検査で行います。
ラット肺炎レントゲン
原因となる病原菌は、遺伝子(PCR)検査や微生物検査を行います。遺伝子検査が確実な検査でしょう。

治療は?

基本的には抗生物質を投与します。肺マイコプラズマは、サルファ剤、テトラサイクリン系あるいはマクロライド系抗生物質が有効とされています〔中川1984〕。マイコプラズマ以外にも感染していると、その病原体にあった薬を投与しないと治りません。ウイルスが関与していると抗生物質では効果が期待できません。免疫も大きく関与するため、サプリメントを与えることで症状を軽減することは可能かもしれません。

ラットの肺炎にお薦めのサプリはずばりコレ!

 

飲みやすく効果も期待できそう!呼吸器粘膜の免疫を向上させることで症状をおさえます。

これがポイント!
・原因となる病原体は一つでない
・ひどい肺炎になると死ぬ
・原因をきちんと調べるには遺伝子検査しかない
・あった薬を投与しないと治らずに、こじれるだけ
参考文献
■斎藤学, 中山一栄, 武藤健, 中川雅郎.マウスおよびラットのMycoplasma pulmonis感染に及ぼすアンモニアガスの影響.Experimental Animals31(3). p203-206.1982
■中川雅郎.総説マウスおよびラットにおけるMycoplasma pulmonis感染の診断と疫学に 関する最近の知見. Exp.Anim.33(2).141-149

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