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爬虫類のペニス

爬虫類のオチンチン

爬虫類のオスの生殖器は左右の精巣と精管、ペニス(陰茎)からなります。種類によってペニスの形状が異なります。爬虫類のペニスは哺乳類のように尿道が通っていません。オシッコは総排泄腔(そうはいせつくう)(お尻の穴にある空間は、直腸、精管、膀胱の開口部になっている)から排泄し、糞と一緒に出てきます。交尾の際に精子はペニスの外壁の精溝と呼ばれる溝を伝って、メスの総排泄腔に導かれます〔Barten 2006〕。つまり、ペニスには哺乳類のような尿道がペニスの中を通っていないことが特徴です。

カメのペニス

カメ・ワニ

カメとワニは哺乳類と同じ1本のペニス(陰茎)を持っており、海綿体の膨張により総排泄腔から
押し出されます。平常時のペニスは、総排泄腔の頭腹側に収納されています。

リクガメのペニスは肉色ですが、水ガメは黒色をしています。
カメペニス 

発情するとペニスの海綿体が充血することで勃起し、メスの背中に乗って総排泄腔にペニスを挿入します。

トカゲ・ヘビ

トカゲやヘビはペニスではなく、ヘミペニス(Hemipenis:半陰茎)と呼ばれる特有の交接する器官を持っています。ヘミペニスは袋状をしており、左右に1本ずつ1対存在し、通常は総排出腔の後方左右のいわゆる尾の付け根あたりに、裏返った状態で収納されています。
 
ペニスが収納さている空間(袋)をクロアカサック(Cloacal sac)をと言います。そのため、オスは尾の付け根が2つ膨らんでいるのです。イグアナやフトアゴヒゲトカゲよりも、ヒョウモントカゲモドキの方が明確に分かります。

トカゲ・ヘビの雌雄が尾の付け根の太さで鑑別するのはこのためです。嚢状のヘミペニスは海綿体の充血により外に反転して押し出され、交尾の際にはどちらか片方のみをメスに挿入します。

ヘミペニスは種類によって形状が異なり、特にヘビに多数の棘状突起が見られ、種類によって様々な形状をしています。
ヘビのペニス

専門家は専用のセックスプローブと呼ばれる先端が丸くなった滑らかな棒を使い、それが総排出腔から後方の反転した半陰茎に差し込めればオス、差し込めなければ半陰茎がないのでメスとして雌雄を見分けます。

これがポイント!
・爬虫類のペニスは尿道が通っていない
・排尿は総排泄腔から排出され、精子はペニスの精溝を伝ってメスの総排泄腔に導かれる
・カメやワニのペニスは1つ
・トカゲやヘビは1対のヘミペニス
・ヘビのヘミペニスは棘や鈎を持つ

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