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足の裏がはげています・・・足底皮膚炎

 2019/10/12 4 ウサギのQ&A この記事は約 8 分で読めます。 2,781 Views
ウサギソアーホック

足底皮膚炎って?ソア・ホックのこと?

●足底皮膚炎(そくていひふえん)はウサギによく見られる皮膚炎で、足底潰瘍(そくていかいよう)とも呼ばれます。足裏でもかかと(飛節:ひせつ)に発生しやすく、皮膚がずるむけ(糜爛:びらん)になるため、昔は飛節びらんとも呼ばれていました。炎症がひどくなると痛みがみられ、英語ではソア・ホック(Sore hock:痛い足)と言います。
●ウサギは多くの他の哺乳類と異なり、足首の関節から下を床に着けて全体重を支えるという特徴があります。野生のウサギは地面で生活をし、自然の中で随時行動することで、足の裏にかかる圧力は随時変化します。しかし、ペットのウサギは、日頃からケージの平坦で硬い床の上で過ごしていますので、年とともに足の裏やかかとの毛が薄くなり、皮膚が硬くなってくることが多いです。

なんでなるの?

●ウサギの足の裏には肉球がありません。そのため、皮膚に直接的に地面や床があたり、床との軽度の摩擦でも毛がすれて抜けやすくなります。ウサギの皮膚は弱いので炎症が起こりやすくなります。
ウサギ足
●原因は以下のようにたくさん考えられますが、多くは複数の原因が絡んでいます。

  • 硬い床
  • 水やオシッコなどの湿気
  • 肥満
  • 運動不足
  • 足の裏の毛が薄い
  • スタンピング
  • 老化
  • 長い爪

硬い床

●ケージの床の素材が硬いと必然的に足の裏との摩擦および刺激が強くなります。例えば、金網や平坦な木製の床板(フローリング)が代表的です。床が平らだと、移動するときに足の裏の同じ場所がいつもあたります。
ウサギフローリング

水やオシッコなどの湿気

●飲み水がこぼれたり、オシッコで床材が湿っていてると不衛生になり、皮膚が浸軟になりやすく、炎症を起こしやすいのです。

肥満・運動不足

●肥満になると足の裏に負担がかかります。運動しないと、いつも同じ姿勢でいるため、足の裏の同じ個所に負担がかかります。
ウサギ
●ウサギの足に裏の皮膚は床面の圧迫を受け、皮膚と骨との間に血行の循環不全を招き、皮膚が薄くなり、炎症を起こしやすくなります(虚血性壊死)。

足の裏の毛が薄い

●生まれつき足の裏の毛が薄いウサギがいます。足の裏の毛がクッションの代わりを果たしていますので、そのようウサギは足底皮膚炎になりやすいです。足の裏の毛がしっかり生えているウサギだと、足底皮膚炎が進行しません。
ウサギ ウサギ

スタンピング

●床をバンバンと後ろ足でたたくスタンピング行為を多く行うと、足裏に炎症を起こしやすくなります。

老化

●年をとったウサギはをあまり動かず、同じ姿勢で足の裏を床についている時間が増えます。
ウサギ
●老化で後足の関節の変形ならびに関節炎が起こると姿勢の異常が見られます。片足に負重がかかったり、かかとに体重をかけて座るようになります。

長い爪

●後ろ足の爪が長いと、重心が後ろにいって、かかとに体重がかかるような姿勢になります。

症状は?

●初期には脱毛だけで、慢性的になると皮膚が硬くなってきます(タコ)。進行すると皮膚が赤くなり、炎症が見られます。
ウサギ足底皮膚炎
●炎症が続くとカサブタができたり、皮膚に潰瘍がみられます。かさぶたが割れて出血したり、膿が出てくることもあります。
ウサギ足底皮膚炎  ウサギ足底皮膚炎
●かかとの先端だけが赤く腫れることもあります。このようなウサギは完全に体重を後ろにかけているのでしょう。
ウサギ足底皮膚炎  ウサギ足底皮膚炎
●炎症に比例して痛みが出てきます。ウサギは患肢をかばうような歩行をし、落ち着きがなくみえるかもしれません。じっとしている時も、片方に体重をかけたり、前肢に体重をかけて、異常な姿勢をとることがあります。
ウサギ   ウサギ
●慢性的に炎症が続くと、足の裏が円形に変形してきます。ここまでくると治ることはありません。
ウサギ足底皮膚炎
●皮膚だけの炎症にとどまらず、皮膚の下の組織や骨・関節まで炎症が及び、膿がたまります。
ウサギ足底皮膚炎  ウサギ足底皮膚炎

自宅でやる予防は?

●まずはウサギの飼育環境を見直してみましょう!

床敷を変える

●フットレスト床板あるいは休足マットという名称で販売されている足底皮膚炎対策のプラスチック製の床板に変えてください。床板に沢山の孔を空けて、足の裏への負重を軽減する目的で作られました。

  • 休足マットに変える!

まずは床板を変えるならコレ!

 

足底に優しい!どのケージにもピッタリ!

水やオシッコ対策尿

●ウサギがケージの中で動いていると、飲み水の皿を蹴飛ばしてしまうのでボトルタイプに変え、床材がオシッコで濡れっぱなしにならないようにしましょう。

  • 給水器のチェック!
  • ケージを頻繁に掃除する!

床材を柔らかくする

●ケージの床や散歩をしている部屋の床材はどのようなものですか?足裏に負担のかからない床材にしてあげましょう。タオルなどのクッション製のものが理想ですが、あくまでも噛み癖のあるウサギでは使えません。

  • タオルを敷く?

ダイエット・運動

●体重が増加することは、足にかかるため、減量させましょう。ペレットやおやつの与えすぎに注意してください。
●運動させることで、足の裏に長い時間負重をかけることもなくなります。部屋の中で遊ばせる時間を増やしてください。もちろんフローリングではなく、専用のマットを敷いてください。

  • ダイエット?
  • 部屋んぽで運動させて!

スタンピング

●スタンピングはストレスなどの要求不満のためにするぉとが多いので、なるべくストレスフリーの環境を提供してあげましょう。

  • ストレスフリー!

爪の長さを確認

●後ろ足の爪が長すぎると、かかとに負重がかかるので、爪が長すぎないかチェックしましょう。

  • 爪を切ってください!

動物病院でやることは・・・

●残念ながら自宅での対応を行ても、足底皮膚炎が悪化してしまうこともあります。その場合には、早めに病院に連れて行きましょう。
●治療には皮膚炎に対する摩擦を防止するための包帯や薬を使います。

包帯(バンテージ)

●バンテージは巻いてもウサギが嫌がって外してしまうことも珍しくはありません。ウサギは体に巻かれる物を嫌いストレスになりますので、個体によってできるウサギとできないウサギがいます。どうしてもバンテージをしないといけないウサギではエリザエスカラーをつけることもあります。

ウサギのエリザベスカラーはコチラ!

ウサギテーピング

足首の上まで巻かないと外れます・・・

ウサギテーピング

自分で外しちゃうウサギはあきらめる?エリザベスカラー?

ウサギテーピング

かかとだけの皮膚炎の方には化粧パフフットガードを!(お手製)

ウサギテーピング

かかとにガードをつけて巻くので膨らんでいます。

自宅でバンデージするならコレ・・・

 

この包帯は伸縮性があり、手で切れて使いやすいです。安物とは違います。

 

ウサギテーピング

子犬用の靴下がよいこともあります・・・

低反発マット

●人用の低反発のバスマットは衝撃を吸収するだけでなく、トイレに失敗してオシッコをしてもすぐに吸収してくれるので、足の裏が汚れることがありません。やはり齧り癖のあるウサギでは使えません。
●複数枚購入して毎日洗濯してあげてください。

まずは気軽に買って使うにはコレ!

 

 

徹底的に足裏への負担を減らすにはコレ!

 

 

実はコレが一番のお勧め!マイクロファイバーすげ~

 

ウサギマット
これがポイント!
・足底皮膚炎はソアー・ホックとも呼ばれる
・ウサギの現代病?
・正直な所、原因は多すぎて特定できない
・足裏の保護毛がある段階では進行しない
・抱っこして足の裏をチェックして!

まとめ

足底皮膚炎はうまく付き合っていかなければなりません。一番よい対策があるのではなく、ウサギの性格や状態によって、その方法がストレスなくできるのかによります。一つ一つ試してみてください。

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