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ウサギ・げっ歯類の常生歯

プレーリードッグ不正咬合

概要

●常生歯(じょうせいし)は、漢字の通りに常に生える歯、つまり生涯にわたって伸び続ける歯をさします。

●歯の根っこ(歯根:しこん)が開いており、その部分に歯の生きている細胞がありますので、常生歯は伸び続けることができるのです。

●人、犬や猫の歯は伸び続けません。しかし、マウス、ラット、ハムスター、シマリス、プレーリードッグ、リチャードソンジリスは前歯のみ、モルモット、チンチラ、デグー、ウサギは、前歯も奥歯も常生歯です。

●常生歯をもつ動物は、その歯が伸び過ぎてしまわないように、種子類、樹皮、茎や根などの摩耗力の強いエサを食べて、歯を擦りあわせる(咬耗:こうもう)回数が増えて歯が摩耗されて長さを調整しています〔奥田ら 1999〕。

●ペットで飼われる常生歯を持つ動物は、咬耗回数が少なくて済むような柔らかいエサを与えることで、歯が伸びすぎるトラブル(不正咬合)につながります。
ラットの歯のレントゲン
ラットの不正咬合のレントゲン
参考文献
■奥田綾子,Crossley DA.げっ歯類とウサギの臨床歯科学. ファームプレス.東京.1999