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白オカメが黄色くなってきました・・・

4 オカメインコのQ&A この記事は約 4 分で読めます。 17,292 Views

脂肪肝症候群?

いわゆるルチノーと呼ばれている白オカメインコの白色の羽が知らず知らず黄色に変色してきます。この病態を、イエローフェザーシンドローム(Yellow Feather Syndrome:YFS)と呼ばれています。なお、オカメインコはもともと黄色の羽をもつイエローという品種もいますので、間違えないで下さい。

原因は肝臓の病気が最も疑われますが、その他にも甲状腺の病気、栄養のアンバランスなども考えられます。羽色の変化は徐々に起こるので、気付かれずに進行してしまうことも多いです。

肝臓の病気であれば、以下の症状なども併発していることが多いです。

  • 羽の変形
  • クチバシや爪の出血斑
  • クチバシの過長

肝臓の病気とは、主に脂肪肝があげられます。

  • エサを与えすぎていませんでしたか?
  • 運動不足ではないですか?
  • 太っていませんか?
  • 普段からおやつやヒマワリをたくさん与えていませんでしたか?


甲状腺腫(甲状腺機能低下症)による肥満、メスの慢性発情による継続する高脂血症でも脂肪肝は起こります。しかし、オカメインコでは甲状腺機能低下症の発生は少ないです。脂肪肝により肝機能が低下すると、高アンモニア血症を起こして、痙攣などの神経症状が見られることもあります(肝性脳症)。

まずは検査をします!

状況だけで診断することもあります。レントゲン検査で肝臓の陰影が大きいことを確認できるかしれません。エコー検査で肝臓に脂肪が沈着している状態を確認します。脂肪肝以外にも肝臓腫瘍などと診断されることもあります。最終的には血液検査で、肝臓の機能などを調べます。

治療はどうするの?

強肝剤を投与し、エサの内容を考えなおさないといけません。油の多いヒマワリを中止したり、青菜を多く与えたり、ペレットに切り替えることをお勧めします。

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これがポイント!
・ルチノーが黄色くなったら肝臓の病気を疑う
・多くは肥満が原因となる
・肥満はエサのカロリーの取るすぎと運動不足
・きちんと検査を受けて診断してもらうべき

まとめ

栄養の偏り、肥満、肝不全、羽やクチバシの異常・・・すべてが連鎖していますので、脂肪肝症候群(しぼうかんしょうこうぐん)とも呼ばれています。羽毛の変色はオカメインコ以外にも、セキセイインコやコザクラインコにもよくみられます。

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