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白オカメが黄色くなってきました・・・YFS〔専門獣医師解説〕

4 オカメインコのQ&A この記事は約 3 分で読めます。 17,440 Views

脂肪肝症候群?

いわゆるルチノーと呼ばれている白オカメインコの白色の羽が知らず知らず黄色に変色してきます。この病態を、イエローフェザーシンドローム(Yellow Feather Syndrome:YFS)と呼ばれています。なお、オカメインコはもともと黄色の羽をもつイエローという品種もいますので、間違えないで下さい。原因は肝疾患(脂肪肝)、甲状腺機能低下症、栄養の不均衡などが考えられます。羽色の変化は徐々に起こるので、気付かれずに進行してしまうことも多いです。同時に以下のような症状も併発しているかもしれません。

  • 羽毛形成不全
  • 嘴や爪の出血斑
  • 嘴過長

原因は以下のことが考えられます。

  • 餌を与えすぎていませんでしたか?
  • 運動不足ではないですか?
  • 太っていませんか?
  • 普段からおやつやヒマワリをたくさん与えていませんでしたか?

検査

状況だけで診断することもあります。X線検査で肝臓の陰影が大きいことを確認できるかしれません。超音波検査で肝臓に脂肪が沈着している状態を確認します。最終的には血液検査で、肝臓の機能などを調べます。

治療

強肝剤を投与し、餌の内容を考えなおさないといけません。油の多いヒマワリを中止したり、青菜を多く与えたり、ペレットに切り替えることをお勧めします。

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・ルチノーが黄色くなったら肝臓の病気を疑う
・多くは肥満が原因となる
・肥満はエサのカロリーの取るすぎと運動不足
・きちんと検査を受けて診断してもらうべき

まとめ

栄養の偏り、肥満、肝不全、羽やクチバシの異常・・・すべてが連鎖していますので、脂肪肝症候群(しぼうかんしょうこうぐん)とも呼ばれています。羽毛の変色はオカメインコ以外にも、セキセイインコやコザクラインコにもよくみられます。

 

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