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小鳥の毛引き|何がストレスなんだ~

3 ボタンインコ・コザクラインコの病気 この記事は約 5 分で読めます。 10,459 Views

毛引き症とは?

●鳥は羽を毛づくろいをしてきれいに保ちます。何らか理由で、毛つくろいが過剰になると、羽をつついたり、咬んだりして羽をボロボロにしたり(羽咬症〔うこうしょう〕:Feather chewing)、抜いてしまいます(毛引き:Feather picking)。

●羽だけでなく、皮膚や肉が傷つけることもあります(自咬症〔じこうしょうじょう〕)。

●セキセイインコ、ボタンインコ、コザクラインコに多く発生し、オカメインコにも時々みられます。

原因は何?

●色々なことが原因としてあげられますが、原因が一つとは限りません。原因が特定できないことも珍しくはありません。
●主にストレスあるいは寄生虫(オカメインコの回虫やヘキサミタ)やPBFD等のウイルスなどの病気が考えられます。健康にみえても体の中に病気が潜んでいることも多いです。

ストレスの原因

  • 狭いケージ
  • 騒音
  • ケージの位置を変えた
  • 退屈や寂しさ
  • 運動不足
  • 夜遅くまで起きている
  • 慢性的な発情
  • エサの栄養バランスが悪い

病気の原因

  • 羽に寄生しているダニ・シラミ
  • 皮膚炎
  • 羽のウイルス(PBFD)
  • 肝不全
  • お腹の寄生虫
  • どこかに痛みがある

●毛引きや自咬症は異常行動の一つでもあり、ストレスによって脳内のセロトニンが不足することでみられます。鳥の本来の習性をみたすために、飛ぶこと、群れの中でも刺激を受けることが、体調やホルモンバランスを整えるのでしょう。

症状は?

●一般的にクチバシが届く範囲で、羽を引っこ抜く羽毛を咬みちぎる、皮膚を咬んで傷つけます。

●顔や頭にはクチバシが届かないので、羽は正常に生えそろっています。

●皮膚まで傷つけると出血して、痛がります。

診断つけれるの?

●毛引き症は外観や飼い主からの聞き取りで診断できすが、その原因を調べるのが容易ではありません。

●毛引き症の原因が病気であれば、健康診断を行い、糞便検査、血液検査やレントゲン検査を適宜に行ってください。オカメインコでは腸の寄生虫などが原因になることが多いです。
●セキセイインコでは慢性的な発情、ボタンインコやコザクラインコではストレスが原因になることが多いです。ストレスの原因は鳥に聞くしかないです。

対策(治療・予防)

●原因となる病気が分かれば、その治療を行います。
●ストレスが原因として考えられたら、その原因を取り除いてあげましょう。多くは具体的なストレスの原因は見つからないです。

環境改善

●飼育環境を見直し、ケージの場所、騒音などがないかを確認します。
●ケージが狭くて運動不足になることも原因になります。おもちゃを与えたり、ケージを大きくしたり、部屋の中で放して飛ばして下さい。

●規則正しい生活を心掛けることで、体内時計が整ってストレスが減ります。夜は暗くして早くに寝かせて、昼は時に日光浴などをさせてください。

1羽でさみしい

●本来鳥は群れで生活をしているので、社交性が求められています。1頭で飼育することで退屈になります。

●飼い主さんへの関係が深い鳥では、寂しさが原因になることもあります。1日中、鳥に構う時間をとるわけにいかないです。人にべた馴れになっても、このように困ることがあります。

おもちゃを与える

●退屈しのぎのためにおもちゃを与えるのも一方法えです。ただし、おもちゃに対して発情を起こす場合は注意してください。

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エサの見直し

●エサの見直しをしてください。ビタミン不足やタンパク質の不足はセロトニン不足につながり、毛引きの原因になります。

発情をおさえる

●発情によるストレスが原因である場合は、発情を起こす、飼い主、止り木、おもちゃなどの性の対象を避けてください。

エリザベスカラー

●自咬が重篤で出血まで起こしている場合は、エリザベスカラーを装着して、防がなければいけません。
コザクラインコ
コザクラインコ
ボタンインコ

まとめ

●毛引きは根気よく対応しないといけません。焦らずにじっくりと、考えて対策を練りましょう。
●定期に健康診断をして、病気の早期発見だけでなく、飼育の見直しも獣医師に相談しましょう。

これがポイント!
・セキセイ、ボタン、コザクラに多い
・原因はストレスか隠れた病気
・イライラするストレスは脳内のセロトニン不足が原因
・ストレスだと原因は特定がむずかしい
・環境が悪い、エサが悪いなどの要因がセロトニン不足を起こす

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