専門獣医師によるデグーの品種の解説
目次
10種以上の品種
毛色はもともとの色であるアグーチ色に加え、青や灰色に近い色彩のブルーが存在します。その他、ブラック、ホワイト、サンドなどの色変種、そして模様のあるパイド(斑)などが品種として定義されtげいます。個体差がありますが、成長とともに毛色が濃くなる傾向にあります。これれの品種の相違により、性格や健康にも影響があるとされ、アグーチは活発ですが、ブルーやホワイトパッチドなどは比較的おとなしい性格の個体が多いです。
アグーチ(ノーマル)
野生デグーの茶色の毛色で、根本は毛先より少し濃いめの色をしています。アグーチのほかにノーマルとも呼ばれ、一般的に見かける毛色になります。濃茶色~淡茶色の幅があります。野生種の毛色で品種改良されていないため、デグーのなかでは最も丈夫な種類です。人気があります。野生種に近いということでとても活発な性格で丈夫な個体が多いです。
ブルー
1990年代にドイツで誕生した新した毛色で、ブルーと名づけられていますが、実際には灰色に近い色をしています。きれいな青色を帯びた灰色の毛色は、シャンパンアグーチとも言われることもあります。ブルーはブルーの遺伝子をもった個体同士を交配させる必要があるため、個体の数が少なく近親交配のリスクが高くなり、アグーチよりも小柄な体系の子が多く、あまり丈夫ではないと言われています。アグーチからの改良種なのでアグーチの遺伝子が多く残っているほど幼い時に茶色っぽい毛色ですが、成長するにつれてだんだんとブルー特有の毛なみ・毛色になってきます。
パイド
パイドとは毛色ではなく、ぶち模様を指します。ぶちの大きさや形は様々で、色および模様の密度が高かったり、低かったりと個体差があります。
アグーチパイド(パッチドアグーチ)
ノーマルに少し白色の毛色のまだらおよびぶち模様が混じっている模様です。
アグーチパイド(ホワイトパッチドアグーチ)
アグーチパイドの中で白色の割合が大きい模様です。
ブルーパイド(パッチドブルー)
ブルーに少し白色の毛色のまだらおよびぶち模様が混じっている個体です。
ブルーパイド(ホワイトパッチドブルー)
ブルーパイドの中で白色の割合が大きい模様です。
サンド
砂色を帯びた薄茶色の毛色です。日本に入った当初はイエローともよばれていました。
クリーム
クリームはサンドより、淡いブラウンのような毛色をしています。
ホワイト
体全体がほぼ真っ白の毛色で、耳介や尾はやや淡いピンクや灰色をしています。海外では完全なホワイトも流通しているようです。
ブラック
体全体がほぼ真っ黒の毛色で、ブラックデグーとも呼ばれていますが、濃いアグーチである可能性が指摘されています。
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