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ワイルドなシマリスとのハッピーな生活を送るコツ!

 2019/03/19 2 シマリスの飼育 この記事は約 6 分で読めます。 187 Views

シマリスは野生動物と思って付き合って!

●野性味が強いシマリスは野生と同じように習性を充たしてあげなければいけません。
●発情期を迎えると性格が狂変して、タイガーと呼ばれています。
●冬眠も本能的な行動ですが、ペットではあえてさせる必要がありません。
●ワイルドなシマリスとのハッピーな生活を送るコツは以下の通りです!

  • 十分に運動させる
  • ケージを齧らせない
  • エサを巣に貯えさせる
  • タイガーとの付き合い
  • 冬眠させない

十分に運動させる

●シマリスは樹上性と地上性のリスの中間的な行動をとり、主に木の上にいますが、地下や岩場に巣を作ったりもします。約70cm の樹木間でも跳ぶことができる跳躍力を持ち、樹々を移動しています〔川道 2000〕。

シマリス
●シマリスを飼育する場合はケージという限られた空間でしか行動できないのが欠点です。ゲージは大きめの物を用意します。飼育ケージは十分な高さと広さが必要で、最低でも50cm四方、高さ1.2m以上が必要ともされていますが、これは何も根拠がないです。

シマリスケージはずばりこの2つ!

 

 

●運動量を増やすために、ゲージ内に回し車や木を入れてあげると、ある程度の運動はできるようになります。

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●定期的にゲージから出して、部屋の中に放してあげるのもよいでしょう。しかし、部屋の家具の隙間に入り込んだり、逃亡する可能性もあるので、注意が必要です。必ず人がみてる部屋で放してください。
●ストレスを感じたシマリスは、常同行動(じょうどうこうどう)がみられます。常同行動とは明らかな目的もなく反復される運動行動、回転する、ぴょんと跳ぶ、ジャンプするなどです。研究によると、平凡な飼育環境で常同行動はみられ〔Sherwin 2004〕。環境エンリッチメントを配慮した環境を作ると、ストレスと不安を和らげ、常同行動が減ることが報告されています〔Benaroya-Milshtein et al 2004〕。

⇧この行動みたら要注意!

ケージを齧らせない

●物を齧ることは習性で、齧り木になるようなものをおいてあげましょう。他にもクルミなどの硬い殻つき種子などを好みます。齧らせることで歯の伸びすぎを予防できるだけでなく、ストレス対策になります。

齧り木、クルミ、木製の小屋を齧ってもらいましょう

クルミガジガジならコレ!

 

 

金属製の金網ケージを齧ることで、前歯が折れたり、曲がってしまうような不正咬合の原因になります。ストレスが貯まるとケージを齧ることが多くなります。

シマリス

エサを巣に貯えさせる

●冬は巣の中で冬眠するために、冬眠前の秋に種子を巣内に貯える習性があります(巣内貯蔵)〔Clark et al. 1994〕。シマリスはエサを貯えて隠すという行動をすると、を満足する効果があります。そのために、小屋・巣箱を用意してあげてください。小屋・巣箱は安心して寝る、危険を察した際に隠れるなどの本能的な行動のためにも必要なものです

●基本的に屋や巣箱の中にエサを貯えますが、時にケージの隅にエサを蓄えることもあります。隠したエサがあるから与えないということははせずに、常に新しいエサを毎日与えてあげましょう。

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エサ貯金。暖かく見守ってあげてください

●野生のシマリスは巣内以外にも地面にエサを埋めます。ヒマワリやクルミの種子を穴を掘って埋めるのです。冬の食料がない時に掘り出して食べるといわれていますが、ほとんどは忘れていることが多いようです。忘れられれ種子は翌春に芽吹きますので、生態系の一つの役割を担っています。

タイガーとのつきあい

●シマリスは冬眠明けの春から発情が強く現れます。発情を迎えると、異常な鳴き声や行動がみられ、食欲も低下します。初めてシマリスを飼う方ですと、一見病気に思えてしまうかもしれません。「ホロホロ」と鳴き声を出し、興奮しています。あちこちに尿をするような行動もみられます。特に発情したオスは性格が狂暴になる傾向があり、人に噛みつくこともあります。

●狂暴になったシマリスをタイガーと呼ばれます。また、冬眠に入る前のエサを貯える秋にも攻撃的になることがあります。その理由は、冬眠前になわばり意識が強まる、成熟して自我意識が高まるなどの色々なことが考えられていますが、明確な理由はわかっていません。春になると元の状態に戻ることもありますが、そのままの状態のリスもいます。

●攻撃的になったからといって、捨てたり逃がしたり愛情を失うようなことは絶対にしないでください。

野生味のあるわいい奴!

冬眠させない

●冬眠は、野生では秋から初春まで地下の巣で行います。冬眠の平均期間は約200日で、翌年の4~5月に巣から出てきます〔川道 2000〕。
●冬眠中は3~7日間睡眠し、覚醒は1日以上というパターンを繰り返し、体温も呼吸数も下がります〔Telegin 1980〕。なお、冬眠させるか、させないかには賛否両論がありますが、死亡することもあるので、極力冬眠はさせないようにしましょう。
●冬に気温が低下すると冬眠してしまうので、最低でも15℃以上になるように保温をしっかりしてください(温度・湿度)。しかし、冬になると冬眠しなくても、活動量が低下します。

冬は保温・保温・保温・・・・

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参考文献
■Benaroya-Milstein N,Hollander N,Apter A, Kukulansky T,Raz N,Wilf A,Yanif I,Pick CG. Environmental enrichment in mice decreases anxiety, attenuates stress responses and enhances natural killer cell activity.Eur J Neurosci20.1341-1347.2004
■Clark ME,Kramer Dl.Scatter-hoarding by a larderhoarding rodent:intraspecific variation in the hoarding behaviour of eastern chipmunk,Tamias striatus.Anim Behav48.p299-308.1994
■Sherwin CM.The influences of standard laboratory cages on rodents and the validity of research data.Anim Welfare13.9-15.2004
■Telegin VI.Chipmunks in Western Siberia.Akademia Nauka USSR.Novosibirsk.Rus.p111.1980
■川道道枝子.シマリス.冬眠する哺乳類.川道武雄他編.東京大学出版会.東京.p143-186.2000

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