シマリスの不正咬合|歯が口から飛び出てます!

牙のように歯が伸びる
エサが上手く食べれていないなと思ったら、前歯をのぞいてみて下さい。前歯が伸びているかもしれません。
なぜなるの?
シマリスは前歯が常生歯で、生涯のび続けます。ケージを噛んだりすることで前歯の生える方向が変わり、上と下の前歯がうまくかみ合わなくなります。特に下の前歯が牙のように伸びることが多いです。
どんな症状?
前歯が上手く使えないので、初期は硬いエサをかじることができなくなります。
次第に前歯もさらに伸びて口から飛び出てきます。口が上手く動かせなくなり、エサを食べる量も減ってきて、やせてきます。
治療はどうするの?
完治するとこはできません。定期的に伸びた前歯をカットして食べやすくします。
激しく抵抗するシマリスでは、全身麻酔で前歯をカットします。カットをする間隔は個体差があり、多くは2~6週毎になります。基本的に前歯が上手く使えないので、前歯でかじるクルミやペレットなどの硬いエサは食べれません。あらかじめ奥歯で食べられるように細かく砕いてあげたりして下さい。
予防は?
絶対に金網のケージはかじらないようにして欲しいのですが、とても難しいです。シマリスが興味あるかじり木を与えて、そちらに気が引くようにしてください。ストレスが貯まるとかじる傾向にあるので、十分な運動をさせるなどのストレス対策が必要となります。