シマリスってどんな動物?専門獣医師が解説する知らないといけない生態と特徴〔Ver.3〕
目次
ワイルドアニマル=シマリス
シマリスは野生の性格が残っている動物です。このような性格をペットとして飼育するためには、シマリスの特徴をしっかりと把握しましょう。
分類・生態
シマリスは背中から尾の付け根にかけて、縞模様があるためにシマリと呼ばれています。シマリスは1種類を指しているのではなく、シマリス属の総称で、その中には約23 種のリスがいます。多くが北米大陸に住んでいますが、シベリアシマリスの1種のみがユーラシア大陸にいます。
シベリアシマリスは、ロシア北西部からアジア南東部にかけて分布していますが、多くの研究者はシベリアシマリスをさらに4〜9亜種に分類し〔Formozov 1928; Ognev 1940; Ellerman and Morrison-Scott 1951; Gromov and Erbaeva 1995; Thorington and Hoffmann 2005〕、Thorington ら(2005)は、T.sibiricus sibiricus,T.sibiricus asiaticus,T.sibiricus lineatus(エゾシマリス),T.sibiricus okadae,T.sibiricus ordinalis,T.sibiricus orientalis,T.sibiricus pallasi,T.sibiricus senescens,T.sibiricus umbrosusの9亜種を提案しています〔Thorington et al.2005〕。しかし、近年になって形態および遺伝学的に、T.sibiricus sibiricus(ロシア、朝鮮半島の最北東部、モンゴル、日本、中国東北部)、T.sibiricus barberi (チョウセンシマリス)(極北東地域を除く朝鮮半島),T.sibiricus senescens(中国中部、遼寧省の南部)の3亜種に分類することが有力になってきました〔Obolenskaya et al.2009,Koh et al.2009〕。日本には亜種であるエゾシマリスが北海道に分布していますが、鳥獣保護法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)により、捕獲・飼育が禁止されています。そのためペットのシマリスは韓国から輸入されていましたが、その後韓国ではシマリス(チョウセンシマリス)の輸出が禁止され 、現在は野生で捕獲された中国からのシマリス(チュウゴクシマリス)が主流になっています。ペットのシマリスが逃げ出して野生化し、日本でも本州(軽井沢や青森県など)や北海道にも帰化しています。特に北海道ではエゾシマリスとの交雑が懸念され、エゾシマリスは絶滅が危惧されています。フランス、イタリア、ベルギー、ドイツ、オランダなどのヨーロッパ各地にも、韓国から輸入されたペット用のチョウセンシマリスが1970年代から野生化が観察されています。
世界各地で移入して野生化したシベリシマリスは遺伝的攪乱以外にも、人獣共通感染症の発生が懸念されています。げっ歯類自体が様々な感染症を人にもたらすことが問題となっており、これまでハンタウイルス肺症候 群、腎症候性出血熱、リンパ球性脈絡髄膜炎、アルゼンチン出血熱、ボリビア出血熱、ベ ネズエラ出血熱、ラッサ熱、ライム病、ペスト、野兎病、エルシニア症、鼠咬症、ツツガ虫 病などが取り上げられています。特にシマリスではライム病を保菌している確率が高いことが問題となっています〔Smith et al.2006〕。アメリカの人気歌手のジャスティン・ビーバーさんもライム病と診断されたことで有名になりました。
ライム病とはボレリアと呼ばれるスピロヘータの細菌群を原因する感染症で、ノネズミやシカ、野鳥などの野生動物を保菌動物とし、動物や鳥から吸血した病原性を有したマダニにより人に媒介します。媒介するダニは Ixodes ricinus 群のマダニ(日本を始めとするアジアではシュルツェマダニ:Ixodes persulcatusが有名〔Ai et al,1991〕)に刺されることによって伝播します。野生動物では感染しても発症しませんが、人、犬、馬、牛などで症状を示します。シベリアシマリスは無症状である保菌同動物として報告され〔Huang et al.2006,Vourc’h et al.2007〕、他のげっ歯類よりもボレリアを保菌している確率が高いという研究もされています〔Dozières 2008,Pisanu et al.2010〕。
ボレリアは日本では人の感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)にて4類感染症に指定されています。現在日本でのライム病の発生数は少ないものの、寒冷地に生息するシュルツェマダニは北海道を中心に東日本に生息しており、エゾシマリスおよび気化したチュウゴクシマリスが原因になる可能性はあります。人がライム病にかかると、皮膚症状を伴うインフルエンザ様症状から始まり、次第に慢性的に進行して、神経や心臓、関節など、全身に合併症を生じます。
現在、シマリスの輸入については、上記のような病原体を日本に持ち込む可能性があるため、感染症法に基づく輸入届出制度において規制されています。具体的には事前に厚生労働大臣に申し出た指定施設からしか輸入できなくなり、動物の感染症に関する安全性について証明した輸出国政府機関発行の衛生証明書も必要になります。野生個体あるいは指定施設以外からのげっ歯目の動物は輸入できません。
分類
ネズミ目リス科シマリス属シベリアシマリス
ネズミ目
(げっ歯目) |
リス科 | シマリス属 | シベリアシマリスTamias sibiricus | チュウゴクシマリス |
チョウセンシマリス | ||||
エゾシマリス |
学名:Tamias sibiricus
英名:Asiatic chipmunk, Siberian chipmunk
分布
ロシアから中国、朝鮮半島、北海道
頭胴長:12~17cm
尾長:10~12cm
体重:66~115g
地色は灰色~赤茶褐色で、後頭部から尻までの背中に5本の黒茶の縦縞が入り、縦縞の間は4本の明るい茶色~白色をしています。この縦縞模様は保護色の役目をしています。
生態
環境:様々な環境条件に生息しています。 分布範囲は北緯29度から北緯69度の間で、海面から高山帯の亜高山帯までの森、森林周辺の開けた環境、市街地までです。
行動
・昼行性で、基本的に単独で生活をしています。シマリスは樹上性と地上性のリスの中間的な行動をとり(半樹上性)、主に木の上にいますが、地下や岩場に巣を作ったりもします。
・地下巣は直径約5 cmの単一の入口と、それに続く長さ1〜2m、深さ1.5 mまで大きさで、食料貯蔵庫と寝室に分かれていることもある〔Kawamichi 1989〕。時に木の空洞、古い切り株、古い壁や建物の穴など、他の種類の避難所を使用することもあります〔Marmet200〕。冬眠後、彼らは新しい巣穴を選びますが、年間を通じていくつかの巣穴を使用します〔Kawamichi 1989〕。
・シマリスは分散する能力が低く、エゾシマリスの行動範囲は1ha未満です〔Kawamichi 1996〕。
・冬は冬眠をするため、秋になると食物を巣にため込む行動がみられます(貯蔵行動)。
・気温が高い夏には、活動が遅くなり、巣穴にとどまる可能性もあります〔Chapuis 2005〕。
食性:植物質が中心となる雑食性で、ドングリやハイマツなどの木の実や種子、葉や芽、花、昆虫や小鳥の卵などを食べています〔Kawamichi 1980〕。
寿命:4~6年(ペットでは、オスは8年、メスは12 年という報告もあります〔Meredith 2009〕)。
亜種・品種
シベリアシマリスとエゾシマリスの外見上での鑑別は非常に困難です。チョウセンシマリスやチュウゴクシマリスは以下の表のようにわずかな毛色の微妙な違いになります。
表:シマリスの亜種の毛色〔Obolenskaya et al.2009〕
亜種 | 毛色 |
チュウゴクシマリス | 頭は灰色を帯びた茶色で、わずかに濃淡があります。背中の縞模様は濃い茶色で、縞模様の間の明色は砂灰色です。臀部の内側の部分は赤色を帯びています。 |
チョウセンシマリス | 頭は赤褐色です。背中の縞模様は濃い茶色~ほぼ黒色です。縞模様の間の明色の中央の2本は赤褐色で、外側の2本は黄土色です。臀部は非常に明るい赤褐色です。 |
分布域の北部個体群 | 頭の上部は灰色を帯びた茶色または赤褐色です。背中の縞模様は黒色です。縞模様の間の明色は灰色です。臀部の内側部分は茶色、黄褐色、または黄褐色を帯びています。 |
ペットで流通している個体には、わずかですが、ホワイト(ホワイトシマリス)、ブラウン、クリームなどの毛色のバリエーションが流通しています。
ホワイトシマリス
白色の毛色で、背中にクリーム色の縞模縞が入ります。本種には、白毛の赤目であり、縞模様がみられないアルビノ種と、白毛で薄茶褐色の縞模様が残る黒目の2つのタイプがいます。
白毛で黒目のタイプ
性格・習性
野性味
野性味がまだ強く残っており、本能的に体に自分以外の匂いが付くのをとても嫌がります。体をおさえこまれることも好きではないので、日常のスキンシップはエサを与える時や掃除をする時だけにして、できる限り控えましょう。
昼行性
げっ歯目の中では珍しく、昼行性の動物で、主に朝と夕方に行動します。
すばしっこい
素早い行動で地表を走り、約70cm の樹木間でも跳ぶことができる跳躍力を持っています〔川道 2000〕。
かじり癖
物をかじることは習性です。エサとして樹皮や硬い種子をかじったりもします。
臆病で好奇心旺盛
性格は臆病で繊細ですが、一方で活発で好奇心旺盛な面も持っています。時間をかけると人に馴れるようにもなります。馴れると肩に乗ったり、手から直接餌を食べてくれたり、とても愛くるしい行動がみられます。
モビング
シマリスが尻尾を左右にゆさゆさと素早く振る動作をモビング(Mobbing)です。これは喜んでる合図ではなく、威嚇していたり、警戒している時で、緊張状態になっています〔Tamura 1898〕。ケージの周りにでシマリスが怖がるものがあるので確認して下さい。ただし、エサを見せた時や飼い主に甘えたい時でも尻尾を振るので、その時状況を判断します。
スタンピング
モビングに加えて、姿勢を低くして後足で足踏みする行動がスタンピング(Stamping)です。これは、威嚇や警戒を相手に示す感情表現です。
発情
気性はあらくありませんが、エサをたくわえる季節や発情すると狂暴になることがあります。この狂暴化したシマリスをタイガーと呼ばれています。
冬眠
冬は巣の中で冬眠して過ごし、冬眠前の秋に種子を巣内に貯える習性があります(巣内貯蔵/貯蔵行動)〔Clark et al. 1994〕。リスは全ての種類が冬眠するのではなく、シマリス属の一部の種類だけです〔川道 2000〕。冬眠は野生では秋から初春まで地下の巣で行います。この期間は常に寝ているわけではなく、時々起き出して貯えたエサを食べて糞や尿をします。冬眠の準備は9月中旬から始まり、種子を巣内に運び始めます。冬眠の平均期間は約200日で、翌年の4~5月に巣から出てきます〔川道 2000〕。シマリスは、冬眠をするクマのように冬眠前にエサをたくさん食べて、脂肪を蓄えるような行動はしません。巣穴で余った種子が翌年に地面から芽が吹くことから、シマリスは森林の生態系で重要な役割を果たすといわれています。冬眠中は3~7日間睡眠し、覚醒は1日以上というパターンを繰り返し、体温も呼吸数も下がります〔Telegin 1980〕。いわゆる仮死状態になります。冬眠させるか、させないかには賛否両論があります。健康体でも冬眠中の死亡率は約5%という報告もありますが〔Kawamichi et al.1993〕、体力がなかったり、病気を持っていると覚醒せずに死亡する確率が高くなるので、基本的に飼育下では冬眠はさせないほうがよいでしょう。
鳴き声
鳴き声は大きくありませんが、天敵が近づいた時などの仲間同士の情報伝達手段になります。
特徴
長い足と尾
後肢が長くて、大きな尾を持っています。尾は樹の上でバランスをとっており、個体同士でコミュニケーションをとる役目もします。
指趾
前肢の第1指は退化しているため、指の数は4本です。前肢を使って器用にクルミの殻をあけられます。
後肢は5本で、前足よりもやや大きいです。
爪は鋭い鉤爪で、垂直な木を登ったり、巣穴を掘ったり、地中に餌を埋めたりもします。
房尾
尾は全体が毛で覆われていますが、完全な樹上生活のキタリスな尾と異なり毛が少なく、貧弱にみえます。シマリスは完全な樹上生活でなく、地上生活もするためでしょう。
常生歯
歯は前歯と奥歯があり、全部で22本です。特に前歯は大きくて鋭く、硬いものを齧ります。前歯は常生歯で、生涯にわたり伸び続けますが、奥歯は伸びません。前歯の表面は黄褐色をしていますが、これは虫歯ではなく、体内のミネラルが沈着しているからです。
頬袋
口の中には左右に頬袋を持っています。エサを貯めて巣穴に持ち帰るのに使われます。
・ペットのシマリスは中国産のシベリアシマリス
・野生の習性が残るペット
・発情で狂暴化したシマリスをタイガーと呼ぶ
・秋になると巣内にエサを蓄え始める
・冬眠する
・歯が黄色い
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生態から飼育まで網羅している最高の飼育書です。
参考文献
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