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ヒョウモントカゲモドキってどんなトカゲ?|知らないといけない生態と知識

1 ヒョウモントカゲモドキの生態と特徴 この記事は約 5 分で読めます。 841 Views

愛称のレオパは、英語名のLeopard からきています

●和名や英名の通り、ヒョウ柄の黒い模様が入る小型のヤモリです。片手に乘るくらいのサイズです。
●ヤモリの仲間ですが、ヤモリとは異なる体の特徴があることから、トカゲモドキと呼ばれています。多くのカラーバリエーションがつくられ、とても人気が高いです。
 

分類・生態

分類

有鱗目トカゲモドキ科ヒョウモントカゲモドキ属
学名:Eublepharis macularius
英名:Leopard gecko
別名:レオパードゲッコー

分布

パキスタン、アフガニスタ南部、インド北西部
ヒョウモントカゲモドキ分布地図

生態

●環境:荒地や草原の岩の多い半乾燥~乾燥地帯
●行動
・夜行性で、昼は岩の隙間や倒木の下などに隠れて休み、夜に活動します。
・地上性のヤモリで、オスは縄張りを持ち、1頭のオスに対し数頭のメスのハーレムをつくります。
●食性:動物食で、昆虫、クモなどの節足動物、小さいトカゲなどの小型爬虫類などを食べ、岩や植物についた夜露や朝露を舐めて水分をとっています。
●寿命:10~15年(最高記録で30年)〔Kramer 2002〕

身体

全長:18~25cm
体重:45~60g

特徴

性質・行動

●性格は温和で、行動もおっとりしているものが多いです。基本的に採食と排泄以外は、動かないているイメージがあるくらいです。
●いやなことをされると噛みつくこともあるので、注意してください。

身体

●細長い頭と胴体と発達した大きなを尾を持ち、短い手足をしています。
ヒョウモントカゲモドキ

かっこよいヒョウ柄模様!関西のおばさん風!

●幼体の体色は薄い黄褐色に太い黒色の帯模様をしていますが、成長に伴い模様が不明瞭になります。
ヒョウモントカゲモドキ幼体
●成体では黒い不規則なヒョウ柄の斑紋になり、お腹は白色を帯びています。
ヒョウモントカゲモドキ
●生息地により、色や模様が少しずつ異なり、体の表面には多数の小さなイボ状突起で覆われています。
ヒョウモントカゲモドキ皮膚
●腋下には腋下ポケットと呼ばれる窪みがある個体もおり、この窪みの役割は不明です。
ヒョウモントカゲモドキ

わきの下のくぼみは何ですか?

●尾は脂肪を蓄えるため、体よりも太くなることがあります。
ヒョウモントカゲモドキ尻尾  ヒョウモントカゲモドキ尻尾

尾が太さが体調のバロメーター?

●天敵に襲われると、自ら尾を切って逃げることもします(自切)。

●ヒョウモントカゲモドキ科は分類的にヤモリですが、いくつかの点でヤモリよりもトカゲに近い特徴を持つことから、トカゲモドキと命名されました。
●ヤモリのような指の吸盤である指下薄板(しかしばん)がないため、垂直の壁に張りつくことができませんが、細い爪を持っています。

ヤモリ指の吸盤

指下薄板

ヒョウモントカゲモドキ爪

●他のイモリと同様に縦長のスリット状の瞳孔をしていますが、まぶたがないヤモリ類と異なり、ヒョウモントカゲモドキはまぶたを持っています。
ヒョウモントカゲモドキ瞳孔 ヒョウモントカゲモドキ瞼

ヤモリだけどトカゲっぽいのでトカゲモドキ

●歯は同形歯と呼ばれて小さい歯が並んでおり、舌は太く先端は分かれていません。
ヒョウモントカゲモドキ
●頻繁に舌なめずりをし、鼻や目を舐めて乾燥を防いだり、口周りについた水滴などを舐めとります。
ヒョウモントカゲモドキ舌 

ベロで目を舐めれます

●指の数は前足後足ともに5本です。

ヒョウモントカゲモドキ前足

前足

ヒョウモントカゲモドキ後足

後足

●脱皮は皮膚の古い角質が剥がれ落ちることです。トカゲは元の角質から新しい角質ができる時に、その間に休みがあるため、古い角質は浮いてはがれ落ちます。新陳代謝がよいと脱皮の頻度は短くなりますが、頻度の決まりはなく、環境や体調により、回数はかわります。ヒョウモントカゲモドキは、体の各部位が所々にポロポロと脱皮します(部位脱皮)。

ヒョウモントカゲモドキ脱皮

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参考文献

■Grenard S.An Owner’s Guide to a Happy Healthy Pet:The Bearded Dragon.Howell Book House.New York.1999
■Johnson JD,Bearded Dragons.Exotic DVM8(5).Zoological Education Network.p38-44.2006
■McKeown S.General husbandry and management. In Reptile medicine and surgery. Mader DR ed.WB Saunders. Philadelphia.p9-19.1996
■Quinn AE,Georges A,Sarre SD,Guario F,Ezar T,Graves JA.Temperature sex reversal implies sex gene dosage in a reptile.Science316.411.2007
■Tosney K.1996.”Caring for an Australian Bearded Dragon” (On-line). Accessed November 16.1999 at http://www.ualberta.ca/~rswan/ERAAS/bd.htm.
■Zoffer D,MazorligT.The Guide to Owning a Bearded Dragon.T.F.H.Publications.Neptune City.NJ.1997

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