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トカゲの尾の病気と自切|トカゲは尾を自分で切る?

4 イグアナのQ&A この記事は約 3 分で読めます。 4,793 Views

尾が長いトカゲでは尾も病気になる?

●狭いケージに尾が長いトカゲが生活しているとケガをしやすくなります。ケージの壁にぶつけたり、同居個体にかまれたりします。また、脱皮不全により、古い皮や鱗がとれずに血行不良を起こして壊死をすることもあります。

イグアナの尾の壊死
●グリーンイグアナは特に尾が長くて太いの尾のケガが好発します。
イグアナの尾のケガ
●ヒョウモントカゲモドキでは脱皮不全が原因で尾の先端が壊死することが多いです。
レオパ尾の炎症 レオパ尾の炎症

尾が生えてくるトカゲなら、炎症した尾は切っちゃう?

●尾が再生する種類であるのか、よく確認して下さい。再び尾が生えてくると言っても、炎症した尾の場合は、切っても元の綺麗な尾には戻らないこともあります。

トカゲは尾を自分で切断します

●一部のトカゲでは尾を自ら切ることができるため、自切(じせつ)と呼ばれれています。トカゲは天敵に捕まえられると、自分で尾をちぎって逃げる話は有名ですよね。切れた尾はしばらくの間はくねくねと動き、天敵の注意を引きつけている間にトカゲは逃走します。これは尾の骨には自切面という箇所があり、切れやすい構造になっているのです。切断面は筋肉が収縮し、出血も最小限になります。
イグアナの尾の断面 イグアナの尾の断面
●イグアナ、トカゲモドキ(ヒョウモントカゲモドキ)、デグートカゲ、カナヘビ、ヤモリは自切をしますが、アガマ(フトアゴヒゲトカゲ)、カメレオン、ドクトカゲ、モニターは自切しません。

切れた後

●自切後に生えてくる尾は再生尾(偽尾)と呼ばれ、元の尾と同じもの生えるとは限りません。個体により栄養が悪かったり、切断した部分に炎症があると上手く再生しません。

グリーンイグアナの再生尾

●黒褐色の組織が増生し、根元から鱗が現れて再生尾は長く生えてきます。
イグアナの再生尾 
再生尾には元の色や模様が見られず、暗褐色の細かい鱗で覆われていることが多いです。
イグアナの再生尾
●イグアナの再生尾の骨は軟骨が伸長します。

ヒョウモントカゲモドキの再生尾

●肉色の組織が増生して、薄皮を冠った尾が再生してきます。
ヒョウモントカゲモドキ尾の自切
●時間の経過とともに鱗と体色が見られます。

●ヒョウモントカゲモドキの再生尾は軟骨ほど硬いものではない物が生えてきます。レントゲンでは全く尾の骨が見えませんが、CTスキャンでは硬いものが尾の中心部に走行しているのが分かります。
方モントカゲモドキの再整尾 
再生尾は上手く元の尾に戻らずに、小さかったり、複数の尾が生える場合もあります。
イグアナの再生尾 イグアナの再整尾
●全く生えないこともあります。
イグアナ

ポイントはコレ!
・トカゲは危険を察知すると尾を自切する
・自切して生えてきた尾を再生尾という
・トカゲには尾のケガや壊死も起こる
・自切して尾が再生するのはイグアナとヒョウモントカゲモドキ
・フトアゴやカメレオンは自切しない
・再生尾は上手く元の尾に戻らないこともある

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