専門獣医師が解説するフトアゴヒゲトカゲのストレスマーク
フトアゴもストレスを受ける?
フトアゴヒゲトカゲは強いストレスを感じた時に、ストレスマークと呼ばれる、腹部や喉下に、縦縞や斑の黒い模様が現れます。新しい環境で飼われ始めた際によく見られ、他にも人に慣れていないとハンドリングをされて嫌がると出てきます。しかし、日光浴など、強い紫外線を浴びている時にも出る場合もあり、その理由が必ずしも発情やストレスだけではなさそうです。常に出ていたり、薄く出ていたり、また全く出ないトカゲもいます。
このストレスマークは体調不良で出るものではないので、正常な現象のようです。また、フトアゴヒゲトカゲは発情や威嚇によって興奮状態になるとアゴの鱗を黒くして、喉を膨らませて威嚇することがあります。幼体の時期はアゴを黒くできませんが、成長するにつれて見られます。顎下が黒くなるのはオスですが、メスは灰色〜薄い黒色になります。
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教科書と言うほどなので、内容も生態から飼育までしっかりと書かれています!