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フトアゴヒゲトカゲの飼育(特別保存版Ver2)

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フトアゴヒゲトカゲの飼育

癒しを求められるフトアゴ生活

●愛嬌もあり、行動も可愛いフトアゴヒゲトカゲを飼育するとなんだか癒されます。
フトアゴヒゲトカゲ

飼育

●地上性の中型のトカゲで、ケージに陸場を作り、昼行性であるため、紫外線を出す爬虫類用の紫外線ライトと赤外線を出すバスキングライトを設置します。

飼育頭数

●単独飼育でも複数飼育でも可能です。
●複数で飼育すると、お互いの四肢や尾を咬むことがあり、オス同士は喧嘩をすることもあるので注意してください。
フトアゴヒゲトカゲ

ケージ

●フトアゴヒゲトカゲは活動的ですので、広いスペースを与えることが理想です。幼体では小さいケージでも飼育できますが、成長具合によって、体の大きさにあった広さのケージを用意してください。
●一般的にはアクリルやガラス製の水槽、衣装ケースなどをケージとして使用します。壁面は登ることはできませんが、水槽は脱走できない高さを必要とします。もし必要とするならば通気性を確保するためにバーベキューネットのようなものがよいです。
フトアゴヒゲトカゲのケージ
●フトアゴヒゲトカゲは高い所に登りたがる習性もあります。流木や岩などを組み合わせて設置してみてくださよ。高い所で日光浴をする習性があります。
フトアゴヒゲトカゲ
●テラリウムとして乾燥地帯に似せたテラリウムとして飼育するのもよいです。ケージの中に流木、偽岩などを低い高さで置くと、それらの上に登って休息するため、その場所をホットスポットにします。

●体温調節や複数飼育の時のストレス防止などの理由から、フトアゴトカゲにもシェルターも必要になることがありますが、必須ではありません。

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床敷

床敷には乾燥系の床砂やクルミの殻を砕い床材が使われますが、便宜性を優先的に考える場合は新聞紙などの紙やペットシーツでもよいです。
フトアゴヒゲトカゲの床敷

温度・照明

●ケージ全体が照射されるように爬虫類用の紫外線ライトを設置します。バスキングライトをケージの端に設置して、局所的に高温の部分を作るような照射位置を考え、フトアゴヒゲトカゲの体温を上げるホットスポットを設けます。
フトアゴヒゲトカゲ

体を温めるホットスポットをつくりましょう

●フトアゴヒゲトカゲの至的環境温度は28.9~31.1℃〔McKeown 1996〕で、ホットスポットを32~35℃〔Johnson 2006〕にします。夜間は20.0~23.3℃にまで下げることはできます〔McKeown 1996〕。小さいケージであると温度勾配をつくることが難しく、広いスペースでは温度設定が難しいです。
●温度はしっかりと温度計で測定するべきです。そして、昼夜の温度変化に対して心配ならば、サーモスタットで温度調節することも可能です。

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●ライト類は朝に点灯し、夜間は消灯します。冬になると夜は気温がさがりますので、保温球やヒーターなどで補助的に保温対策をします。
●紫外線も赤外線もでるメタルハライドランプは便利です。メタルハライドランプを使用する場合はケージの端に照射してください。
●季節的に屋外にカメを出せる春~秋であれば、昼間に太陽光による日光浴をさせてください。しかし、夏の熱中症・熱射病などには注意してください。

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太陽光に勝るライトはありません

湿度

●乾燥というイメージが優先して乾燥しがちな飼育環境をつくりたがりますが、最低限の湿度を保つことも考えてください。
●理想の湿度は40~60%で、湿度が不十分で脱水が起こると、脱皮不全、消化管のうっ滞、腎不全・痛風の発症要因になります。
●湿度を保つためには、飲水用の水容器をケージ内におくだけでも多少は上がります。
フトアゴヒゲトカゲの水容器

温浴

●フトアゴヒゲトカゲは地上で生活していて、ほとんど水に入ることはありません。そして、基本的に水分はエサからしかとらないので、温浴をさせて水を飲ませることは大切です。

エサからしか水を飲みません

●ペットでは温浴をすることが勧められています。温浴をすると、水分をとる以外にも、体もきれいになり、食欲も出てきて、動きが活発になってきます。

食事

エサ

●フトアゴヒゲトカゲは雑食で、コオロギやミルワームなどの昆虫を与える一方、草食の傾向もあるともいわれ、野菜も副食として与えるべきです。野菜から水分もとれますので、一石二鳥です。
フトアゴヒゲトカゲ

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●カルシウムやミネラル不足は、紫外線不足と同様に骨の成長に影響するため、カルシウム剤をはじめとする栄養剤のサプリメントを、エサに添加する方法が常法となっています。
フトアゴヒゲトカゲのエサ

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●給餌回数は、幼体には毎日、成体には1~2日毎に与えてください。1回に与える餌の量は、フトアゴヒゲトカゲの年齢や気温などに左右されるため、様子を見て加減します。定期的にフトアゴヒゲトカゲの体重測定をし、低下しているようであれば餌の回数や量を増やします。
●野菜や野草はしおれたり、糞や尿がついてよごれるため、食べ残しはかたしてください。
●昼行性であるため、給餌時間は午前中が理想ですが、少なくとも消灯の2~3時間前には与えるようにしてください。
●フトアアゴヒゲトカゲ用のペレットも市販されていますが、蛋白質の含有が多く、給餌に関しては賛否両論です。
●近年開発されたグラブパイ・ベジバーガーなどの人工飼料は、従来のペレットは異なり、栄養や嗜好性が優れているといわれています。

●基本的に水分はエサからしかとらないので、野菜を与えたり、温浴の時に口から水分が入ります。
●まれに水容器から水を飲むこともあります。ケージの中の湿度を保つためにも、水を入れた容器を置いてあげましょう。

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参考文献
■Grenard S.An Owner’s Guide to a Happy Healthy Pet:The Bearded Dragon.Howell Book House.New York.1999
■Johnson JD,Bearded Dragons.Exo

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