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セキセイインコの雌雄鑑別と繁殖|鼻でオスメス鑑別!

1 セキセイインコの生態と特徴 この記事は約 7 分で読めます。 770 Views

雌雄鑑別

●セキセイインコはオスとメスがほぼ同じ色をしています。雌雄鑑別は、鼻のろう膜の色で鑑別するのが一番です。他にも行動や性格、鳴き声、体の一部の形状での違いはありますが、とてもあいまいです。
●雌雄の違いは性成熟を迎える半年頃に明確になっていきますので、幼鳥の時の判断は不確実です。
●最終的には遺伝子検査で雌雄を鑑別するのが最も確実です。

  • ろう膜の色
  • 行動や性格
  • 鳴き声
  • 遺伝子検査

ろう膜の色

●幼鳥から成長になると、ろう膜の色が変わりますので鑑別も異なります。また、個体差もあるので、明確に色が出ていないインコもいます。
●ろう膜のメラニン色素が欠損しているハルクインや赤目系(アルビノ、ルチノー)は、他の品種と異なり、ろう膜の色の鑑別が異なります。

幼鳥

●オスはろう膜全体が均一にピンク色をしています。


●メスはろう膜の鼻穴の周りのみが白色を帯びています。

成鳥

●オスは成鳥になると、ろう膜が青色になり、艶があります。

●メスは白色を帯びた茶褐色になり、ガサガサしています。発情が強くなると茶褐色が濃くなります。
 
●メスは発情が強いと、ろう膜の角化が進行して盛り上がり、発情が終了すると剥がれ落ちることもあります。

ハルクイン、アルビノ、ルチノー

●オスは幼鳥のままピンク色、あるいは紫色を帯びたピンク色をしています。
●メスはピンク色を帯びた白色、あるいは少し青色を帯びたみ白色をしています。

行動

●行動や性格はあくまで傾向なので、当てはまらないこともあります。個体によって性格も違うので、ろう膜の色と一緒に判断してください。

オス

●オス特有の行動と性格

  • 性の相性に寄り添って体を擦りつける(求愛)
  • 頻繁に鳴く
  • エサの吐き戻し(発情期吐出)
  • マスターベーション(交尾行動)
  • 気があらくなる
  • 人の言葉を話す
  • 人に馴れやすい

●オスは性の対象としてメスの鳥だけでなく、飼い主である人、玩具(おもちゃ)、鏡、止り木を相手にすることが多いです。
●性の対象を気に入り、体を擦りつけるような行動をします。
 
●オスはメスの気をひくために、よく鳴きます。縄張り意識が強く、攻撃的になって気があらくなるインコもいます。

●オスは性に対象に対して求愛行動(プロポーズ)をするために、エサを吐き戻しする行動をとります(発情吐出)。
セキセイインコ
●発情吐出は、本来メスに吐き戻したエサを与える行動なので、エサを一か所に吐くのが特徴です。


●発情したオスは、対象とする物に尾羽を左右に振って、お尻を止り木などにこすりつける行動(マスターベーション)をします。
●人の言葉を真似しておしゃべりをするのは、オスに多いです。これは、オスがメスの鳴き声を真似して、気をひく習性があるからです。メスもおしゃべりをしますが、オスに比べるとそれほど得意ではないです。
●「ピロロロ〜」と長くさえずるように鳴くのは、メスへの求愛の鳴き声で、オスが縄張りを主張する時にも使えます。
●一般的に、オスの方がなつきやすく、積極的で甘えん坊が多いと言われています。

メス

●メス特有の行動と性格

  • お尻お尻をあげる姿勢(交尾行動)
  • 巣づくり(営巣)
  • 巣ごもり
  • 無精卵を産む
  • おとなしい
  • 一人遊びが好き
●メスは交尾を許容する姿勢で、お尻をあげる姿勢がみられます。その姿勢を、シャチホコポーズと呼ばれています。
●巣材を使って巣作りをする(営巣)ことがあります。止まり木をかじってボロボロにしたり、紙をちぎるなどの行動は巣作りの材料を集める行動です。
●巣にこもる行動として、紙の下などに潜り混むような行動をします。おもちゃやエサ入れの隙間に潜る行動も同じで、入れそうだなと思った狭い隙間にも入って行こうとします。
●メスはオスがいなくても、無精卵を産みます。
●オスに比べるとメスは鳴き声も静かでおとなしいです。オスよりも一人遊びが得意です。
セキセイインコ

遺伝子検査

●セキセイインコの性別は、獣医さんでも間違えることがあります。
●遺伝子検査は、採血をして血液を調べてもらう方法です。専門の検査機関に依頼するので、結果がわかるまでに1〜2週間ほどかかります。遺伝子検査を行うと、ほぼ確実に性別が分かります。

繁殖(巣引き)

●鳥を繁殖させることは巣引きと呼ばれています。相性がよく、年齢が近い雌雄の番を同居させて、巣を用意してください。
●セキセイインコは容易に発情を起こし、繁殖が簡単にできる鳥ですが、卵づまりなどの繁殖疾患、卵巣・卵管の病気が多いので、計画的な繁殖以外は、無駄な発情をさせないでください。
●1年中繁殖できますが、冬は低温によるヒナの死亡や卵づまりやなどのリスクが高いため、避けたほうがよいです。

発情や産卵をおさえる方法はコチラ!

性成熟

●性成熟は6~7ヵ月齢です。オスは性的な成熟を迎えると精子が作れるようになります。メスは卵が産めるようになります。

発情

●上述したようなオスとメスで発情兆候がみられます。
●発情させるために、栄養価の高い繁殖期用のペレットやシードに切り替えてください。産卵に備えてビタミンやカルシウムなども十分に補給してください。

交配

●交配はまずはお見合いからです。基本的にオスとメス1頭ずつ同じケージに入れますが、相性が悪ければすぐに喧嘩が始まります。メスとオスのケージを隣同士に置いて、相性を確認してから一緒にするとよいでしょう。

●発情したオスはメスに対して盛んに求愛行動を示し、交尾をせまります。
●メスはオスを気に入ると、しゃちほこポーズをとり、尾を上げて交尾を許容します。交尾はオスがメスの背中の上に乗って、お尻をこすり合わせて精子を注入します。
●相性が悪い場合はペアの組み合わせに変えてください。

産卵

●交尾後にメスのケージに巣箱を用意をしますので、巣材にするために、ワラ、牧草、シュロ、紙などを与えてください。自ら営巣を始めますが、セキセイインコはあまり営巣しません。
●巣箱は鳥の種類によって異なりますが、セキセイインコでは木製の巣箱が適していいます。

丈夫!止り木と巣材付き!超便利!

 

●巣の中に入っている時間が長くなると、それは産卵の兆候の始まりです。

●産卵は毎日あるいは1日起きに1個ずつ産み始め、産卵数は5~6個です。3~4個産んだ頃から抱卵を始めます。
セキセイインコ抱卵  セキセイインコ産卵
●抱卵は17~20日くらいで、メスは1日中巣にこもりっきりになります(巣ごもり)。出てくるのは糞とエサを食べる時ぐらいなので、1日数回ぐらいしか出てきません。
●オスは基本的に巣箱の中にこもらず、本来のオスの仕事はエサを抱卵中のメスに届けたり、巣箱の前で見張りをします。
●母鳥は神経質になっています。巣箱の中を覗いたり、ケージを移動させるのは最低限にしてください。刺激すると抱卵をやめてしまいます。

ヒナ・子育て

●ふ化が始まると、ヒナの鳴き声が聞こえるようになります。

●ヒナは未熟な状態の赤子で、目も耳も開いておらず、体温調節もできません。
 
●母鳥が上手にヒナにエサを与えます。ヒナはふ化後に数日で目が開き、羽も生えてきます。
  


●全身の羽が生えそろったら、ヒナでなく幼鳥と呼ばれます。

●巣からヒナが出てくるようになり、この状態を巣立ちといいます。
●自分でえさを食べるようになることを一人餌(ひとりえ)といいます。一人餌になったら、別のケージに移してあげましょう。
●幼鳥は3~5ヵ月齢に親の羽に変わります。
手乗りに育てる場合には、生後18~20日齢で巣からヒナを取り出し、親変わりにエサを与えます。

手乗りの方法はコチラ!

表:繁殖知識

性成熟 6-7ヵ月齢
発情 周年繁殖
繁殖回数 3-4回/年
産卵数 5-7個(1日おきに産卵)
抱卵 17-20日
巣立ち 28-32日齢

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