飼育鳥の代謝性骨疾患 カルシウムやリンの欠乏や吸収不良によって、骨の形成に障害が生じる疾患です。これが成長期の雛に起きるとくる病、成鳥に起きると骨軟化症と呼ばれ、このような代謝要因で発生する骨の疾患を、総じて代謝性骨疾患 […]
鉄が貯まるって? 鉄貯蔵病とは、臓器内に過剰な量の鉄が蓄積して細胞損傷を引き起こす病態を指し、全身の臓器に発生するが、肝臓に最も影響を及ぼしやすいです〔Sandmeier et al.2012,Rupley 1997,T […]
放鳥時に注意 放鳥時に鳥が危険なものを口にしたり、接触したりしないよう、注意が必要です。人の食べ物(チョコレートやアボカド、ネギ類、リンゴの種)を摂取すると下痢や中毒を起こすものがある。また、観葉植物の中には鳥にとって有 […]
腎臓腫瘍と精巣腫瘍 鳥の腎臓と精巣は解剖学的に隣接した位置にあり、腫大および腫瘍化した場合の鑑別が難しいとされています。どちらもセキセインコに多発する傾向にあり、初期症状も特異的でないことが鑑別を難しくしています。 精巣 […]
そ嚢とは 鳥類の消化管のうち食道が憩室状に膨らんだものが、そ嚢(嗉嚢)です。鳥は哺乳類のような食道括約筋が発達しておらず〔Klasing 1999〕、食道が咽喉の近くで管壁が筋肉質になり、膨らんだ形状になって、そ嚢を作り […]
胃に砂がたまりすぎるている 鳥は歯を欠くため、咀嚼(そしゃく)をしません。そのため2つある胃の2番目の筋胃(きんい)の中にグリッド(Grit )と呼ばれる砂粒状のものを貯めることによってエサをすりつぶし、咀嚼のような感じ […]
要約 サーコウイルスによって引き起こされるオウム類嘴羽毛病は、PBFD(PsittacineBeak and Feather Disease)と呼ばれています。鳥の羽毛とクチバシの細胞に障害を起こすだけではなく、免疫細胞 […]
オウム病=クラミジア感染症? クラミジア(Chlamydia)は細胞内で増殖する微生物で細菌やウイルスとは違います。クラミジアにはクラミジア・トラコーマ(C.trachomatis)、クラミジア・シッタシ(C.psitt […]
脚が弱いとは? 小鳥の症状で、「脚が弱くなった」「脚に力が入らない」「脚をあげている」「止まり木に止まれない」など・・・よく聞くます。その原因は何かというと沢山あり過ぎて、特定の原因が正確に見つかることは少ないです。 も […]
メガバクテリアはカビ? メガバクテリア(Megabacteria)とは、メガ(Mega):大きい+バクテリア(Bacteria):細菌という意味で、一昔前は巨大な細菌として考えられていました〔Razmyar et al. […]