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リクガメの膀胱結石

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カメ膀胱結石

カメも膀胱結石ができる!

●尿を貯める膀胱に結石ができる病気です。小さな結石は無症状なので、結石が大きくなって初めて発見されることも珍しくはありません。

できやすい種類がいます!

●主にリクガメにみられますが、ケヅメリクガメ、ギリシャリクガメ、ヘルマンリクガメ、ヨツユビリクガメ、ホシガメなどに多く発生します。

なぜできるのか?

●結石は尿酸結石が主ですが、カルシウム結石もあります。両者の成分が半分づつの結石もあります。
●尿酸結石は高タンパクのエサ(カメ用ペレット)が原因になります。タンパク質の代謝産物が尿酸で、膀胱に排泄されるからです。運動不足により、膀胱内で水分の中に尿酸が沈殿することで石ができやすくもなります。
●カルシウム結石はカルシウムのサプリメントの過剰投与が一つの要因とされています。
●エサが主な原因と実証されたわけではなく、その他、遺伝や種特異性、乾燥による脱水などの要因も関与していると考えられています。
カメ膀胱結石

症状は?

●結石が小さいと無症状ですが、少しずつ大きくなっていくとオシッコ(尿酸)に血が混じったり、食欲が落ちたりします。
●膀胱内で大きくなった結石は、膀胱の脇に走行している直腸を圧迫するようになり、便秘が起こります。
●膀胱結石が移動して膀胱から総排泄腔に移動すると骨盤に詰まり、便もオシッコも出ずき、強く力みます。痛みのために食欲も落ちます。お尻(総排泄孔)を見ると結石が見えることもあります。
カメ膀胱結石

検査は?

●レントゲン検査で結石を確認します。しかし、結石の成分で、尿酸が多いとレントゲンに写りにくく、カルシウムが多いと明確に写ります。明確にするためにCT検査をすることもあります。
カメ膀胱結石レントゲン
●結石の成分を検査センターに提出して、尿酸とカルシウムの成分を調べます。

治療はどうするの?

●結石が膀胱内にあるなら、甲羅を開けて開腹手術で摘出するしかありません。
カメ膀胱結石 カメ開甲手術 カメ開甲手術

●膀胱結石が総排泄腔に移動すると、お尻(総排泄孔)から見えるますので、結石を取り出したり、削って取り出すことができます。
カメ膀胱結石 カメ膀胱結石
カメ膀胱結石 カメ膀胱結石
カメ膀胱結石

予防は?

●結石が出来やすい種類のカメは健康診断ならびにレントゲン検査を受けてください。小さい結石であれば水を飲ませ、補液をたくさんして、オシッコと一緒に排泄するかもしれません。爬虫類の結石は哺乳類ほど硬くないので、オシッコを沢山させれば崩れ出ることもあります。
カメ膀胱結石

●リクガメは草食なので、野草を中心とした植物食を心がけて下さい。リクガメ用ペレットは尿酸の成分が多いので避けてましょう。
●水を飲む環境を確実に行ってください。温浴の回数を増やしてもよいかもしれません。水分摂取を目的とてキュウリやレタスなどを多く与えるのも一方法です。
●尿酸成分が膀胱内で沈殿しないように、毎日しっかり歩かせて運動させて下さい。

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