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ヒョウモントカゲモドキの飼育(特別保存版Ver.2)

2 ヒョウモントカゲモドキの飼育 この記事は約 8 分で読めます。 9,609 Views
ヒョウモントカゲモドキ

綺麗で可愛くて、長生きして、手間がかからない?

ヒョウモントカゲモドキは飼育がしやすいトカゲです。ポイントを抑えれば、小さいケージで飼うことができるし、きれいなトカゲなので部屋においても見ごたえがあります。

飼育

見た目の可愛さだけでなく、他のトカゲと比べても飼育の手間もかかりません。本来の生息地は砂漠のような乾燥地域なので、環境に対する適応能力は高く、比較的丈夫で、約10年は生きます。夜行性なので、他の爬虫類が必要とするような紫外線ライトや赤外線ライトは不要で、他の爬虫類と比べ安上がりに飼育ができます。基本的にかまないので、ハンドリングも簡単にできます。旅行などでしばらく家を留守にしても、温度管理だけすれば、数日間なら問題ありません。もともと絶食に強い性質をしています。

飼育頭数

自然界ではハーレムを作りますが、ストレスがかかるため基本的に単独で飼育します。複数で飼育すると、お互いの手足や尾をかむことがあり、オス同士は喧嘩をすることもあるので避けましょう。

ケージ

小型であまり活動的でないトカゲなので、ケージは小さい水槽、30~45cm位のガラス製、プラスチックやアクリル製のケースを使用します。
ヒョウモントカゲモドキの飼育 ヒョウモントカゲモドキのケージ
ヤモリのような吸盤が指についていないので、ケージの壁面は登ることはできません。しかし、シェルターなどの登ってが脱走できない高さを考えます。蓋は通気性を確保するためにバーベキューのネットのようなものがよいかもしれません。

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夜行性なため、昼はシェルターに隠れて潜んでいることが多く、シェルターを設けましょう。シェルターは休息以外にも、上に登ることで行動の範囲を広げます。
ヒョウモントカゲモドキのシェルター
テラリウムとして乾燥地帯に似せたテラリウムとして飼育するのもよいです。ケージの中に流木、偽岩などを低い高さで置くと、それらの上に登ったり、隙間に隠れて休みます。
ヒョウモントカゲモドキの飼育
ヒョウモントカゲモドキはトイレの場所が固定されます。一度覚えるとほとんど同じ場所ですることが多いので、掃除や手間がかかりません。基本的に飼育していても、それほど臭いません。そるが飼いやすい理由の一つでもあります。

床敷

ヒョウモントカゲモドキは乾燥地帯に生息しており、基本的に乾燥系の床敷で飼育します。細かい床砂を使用するとエサと一緒に口にすることが多く、消化管閉塞を起こすことが多いので注意してください。新聞紙やキッチンペーパータオルなどの紙を床敷として使い、水ゴケを入れたプラスチックの容器をシェルターとして使うなどの簡易的な飼育も可能です。紙であれば消化管閉塞の心配がなくなります。
ヒョウモントカゲモドキ

温度・照明

ヒョウモントカゲモドキは夜行性です。紫外線供給のための爬虫類用の紫外線ライトならびにホットスポットはいりません。至適環境温度域は、昼は24~28℃、夜は18~24℃の温度差を設けてください。

保温のためにケージの下にフィルムヒーターなどを敷いて温度調節をします。温度勾配ならびにホットスポットは必ずしも必要ではないですが、フィルムヒーターのおよぶ範囲はケージの床面の1/2~1/3にととどめ、ケージ内に多少の温度差を設けましょう。爬虫類用の夜間用保温球をケージの端に設置するのも一方法です。温度はしっかりと温度計で測定するべきです。そして、昼夜の温度変化に対して心配ならば、サーモスタットで温度調節することも可能です。

ヒョウモントカゲモドキは明るい場所で飼育すると発色が悪くなるといわれていますが、その真偽はわかっていません。
ヒョウモントカゲモドキの飼育

湿度

湿度を上げる目的で水容器を設置し、保水性のあるシェルターあるいはシェルター内に湿らせた水ゴケなどを入れる、定期的に温浴、散水や霧吹きなどの策がとられています。湿度を保つためには、飲水用の水容器をケージ内におくだけでも多少は上がります。湿度が低いと脱皮不全になりやすいです。

ヒョウモントカゲモドキ
湿度対策として、水容器を置いて乾燥を防ぐのが簡単にできます。ここで大活躍するのがウエットシェルターモイストロックという商品がお薦めです。それぞれのシェルターには隠れ家、飲水用の水容器、そして保湿効果が期待できます。それぞれのシェルターは脱皮不全のページで特徴を紹介していますので必見です。

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水ゴケなどの湿潤な床敷を使うことでも、保湿効果がありますが、ケージの中が不衛生になりやすいのが欠点です。シェルター内に湿らせた水ゴケなどを入れるとよいです。

時間を決めて毎日散水や霧吹きするのも効果的です。

ヒョウモントカゲモドキの飼育
最終的には定期的に温浴をしないと水不足になるケースが多いかもしれません。

ポイントはコレ(飼育環境)!
・小さな箱やケージで飼育
・夜行性
・温度管理だけする
・湿度つくりが難しい
・温浴をさせる
・冬眠はしない

食事

エサ

ヒョウモントカゲモドキは動物食で、コオロギミルワームを主食として与えます、大型の個体ではピンクマウスまで食べます。
ヒョウモントカゲモドキの採食
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カルシウムやミネラル不足を補うために、栄養剤のサプリメントをエサに添加することが常法となっています。特に昆虫やワームはカルシウムが足りないので、カルシウム剤がサプリメントとして多く使われています。夜行性なため紫外線でなく、エサのカルシウムが重要であり、不足することで代謝性骨疾患・低カルシウム血症が起こります。

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給餌回数は、幼体には毎日、成体には週に2~3回与えてください。1回に与えるエサの量は、ヒョウモントカゲモドキの年齢や気温などに左右されるため、様子をみて加減します。定期的に体重測定をし、低下しているようであればエサの回数や量を増やします。ある程度の絶食には耐えられるので、成体でも週に1回でも、体調に問題なければ焦らないでください。夜行性であるため、エサを与える時間は、活動を始める夕方や夜にして下さい。

人工飼料

ヒョウモントカゲ用のペレットも市販されていますが、栄養学的な問題が指摘され、給餌に関しては賛否両論です。グラブパイと呼ばれる粉をお湯で溶いて固めて使うゲル状の人工飼料は、従来のペレットは異なり、栄養や嗜好性が優れているといわれています。水分もとれるので、Dr.ツルはかなり期待しています。レオパゲルと呼ばれるキャップを開けてしぼり出すだけで、そのまま与えられる半ねりタイプの人工飼料もあります。

これも水分が採れますレオパゲル!

 

温浴の時を飲んだり、散水の際に体についた水露を舐めて水をとりますが、水容器から水を飲むこともあります。クラブパイやレオパゲルなど水分が多いエサを与えていると水をあまり飲まなくなります。

ポイントはコレ(エサ)!
・ヒョウ門トカゲモドキは昆虫動物食
・主食は昆虫
・大きくなればピンクマウスも食べる
・エサにカルシウム剤をかける
・人工飼料にもよい商品がある
・水入れを置く

ケア

爪切りなどの特別なケアは不要です。脱皮不全とクリプトスポリジウムの対策が、飼い主にとっても一番の悩みでしょう。

脱皮不全対策

脱皮不全は主に乾燥が原因になります。脱皮前になり、体か白色を帯びてきたら、対策を練って下さい。
ヒョウモントカゲモドキの脱皮不全

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クリプトスポリジウム遺伝子検査

死亡率が高いヒョウモントカゲモドキに多く見られる寄生虫による感染症です。これを知らないとレオパファンなら失格です。飼い主ならは検査をするべきです。

クリプトスポリジウムについてはコチラ!

掃除

爬虫類は触ったりした後はよく手を洗いましょう。そしてケージなどの掃除も衛生的にして下さい。爬虫類はサルモネラ菌を保菌していることが多いです。爬虫類に感染するサルモネラ菌は爬虫類には無症状のことが多く、人に感染すると嘔吐や下痢などの消化器症状が起こり、人獣共通感染症(ズーノーシス)として有名です。ケージの掃除の後は、殺菌のために日光浴や消毒をするように心がけましょう。

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ヒョウモントカゲモドキ糞やオシッコの掃除や消毒はもちろんですが、臭う場合は以下の対策を読んで考えてみて下さい。

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ポイントはコレ(ケア)!
・脱皮不全にならないように考える
・余裕があればクリプトスポリジウム検査
・掃除は水洗いだけでなく消毒もする
・排泄物の消臭対策もする

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